国士舘要覧 2014
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2 国士舘要覧2014理事長挨拶学校法人国士舘 理事長大澤 英雄おおさわ・ひでお1936年北海道生まれ。1960年国士舘大学体育学部卒業1960年本学に入職、1981年体育学部教授、1992年から2001年まで同学部学部長、2003年から2006年まで国士舘大学学長2006年本学名誉教授、学校法人国士舘常任理事、2008年6月から学校法人国士舘副理事長を務め、2009年4月学校法人国士舘理事長に就任1998年全日本大学サッカー連盟理事長、1992年日本サッカー協会理事、2004年全国体育系大学・学長学部長会会長、2008年から全日本大学サッカー連盟顧問、2014年から一般財団法人関東大学サッカー連盟会長2009年から全国体育スポーツ系大学協議会理事、2012年から日本私立大学協会理事 国士舘は1917(大正6)年に「私塾國士館」として創立されて以来、一貫して「文武両道」に秀でた人間形成を重視する教育を行ってまいりました。1958年に国士舘大学が開校されると同時に体育学部が設置され、以来、学園内外の方々の厚いご支援により、大学7学部・大学院10研究科および中学校、高等学校を擁する総合学園として発展してまいりました。 「世のため、人のために尽くす人材」の養成を旨とし、創立から97年を経て、表現方法は時代と共に変化を遂げてまいりましたが、その根底にあるのは「他への献身」という考え方です。これは、真心を持って人に尽くすことであり、私が学生時代に、本学創立者の柴田德次郎先生が学生に対して深い愛情をもって教えを説く姿から学んだことであります。本学が教育理念として掲げている四徳目「誠意・勤労・見識・気魄」の実践により、人材育成をはからんとした創立者の思いを、現代のニーズに合わせて伝えていくことが、継承者である私たちに課せられた使命であると考えます。一世紀前に創立者が掲げた理念は、今も脈々と受け継がれており、その一例として国士舘は現在、キャンパス周辺地域と連携した防災拠点としての機能強化と防災教育を始めています。 本学園は、2017年に創立100周年を迎えます。この大きな節目を迎えるにあたり、学園として総合的な記念事業を計画し、さまざまな改革を進めております。梅ヶ丘校舎の開設、メイプルセンチュリーホールの開館など教育施設の総合整備や経営学部をはじめとする学科・研究科の新設・再編など、変革する時代のニーズにかなう教育・研究環境の整備を進めてまいりました。現在は「国士舘百年史」編纂事業のほか、各種プロジェクトによる100周年記念事業を推進しております。今後とも新たな歴史の創造に向けて邁進してまいります。

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