社会に求められる学園で
あり続けるため、
揺るぎない社会的使命のもと、
新たな歴史の創造に向け
歩みを進める

学校法人国士舘 理事長

大澤 英雄

おおさわ ひでお

国士舘は1917(大正6)年に私塾「国士館」として創立し、1958年に国士舘大学を創設して以来、皆様からの厚いご支援により、大学7学部・大学院10研究科および高等学校、中学校を擁する総合学園として発展してまいりました。

「国を思い、世のため、人のために尽くせる人材『国士』の養成」を旨とする建学の精神は、創立から106年目を迎えた今もなお、本学園の教育活動の指針として貫かれています。本学が教育理念とする「誠意・勤労・見識・気魄」の四徳目を掲げ、人材育成の要諦とした創立の趣旨を、時代に応じた教育活動に昇華させていくことが、継承する私たちの使命であると考えます。

昨今、私たちを取り巻く環境は激しく変化しています。世界情勢の大きな変動の渦中にあっても、本学は独自の強みや特色を発揮し、教育研究環境の維持と向上を図るため、さまざまな取り組みを進めています。

令和4年度は、コロナ禍で制限されていた海外渡航が緩和され、学生の海外研修・留学をはじめ、国際プロジェクトへの参画、エジプトやカンボジアへの人材育成協力など、国際的な視点で質の高い教育研究、社会貢献に再び取り組んだ年となりました。地域社会をフィールドとした教育研究活動も広がりをみせており、自治体や地域との連携強化を図りながら教育研究成果の還元に、引き続き注力してまいります。

さらに、これまでに1,100人以上の防災士を輩出するなど、本学園が10年来継続する防災教育が着実に実を結んでいることを土台として、自然災害が頻発する日本において、今後も発災時に迅速適切な行動で周囲の支えとなる防災リーダーを養成していく所存です。

第2次中長期事業計画の実行も残すところ約2年となりました。来る創立110周年に向け、ソフトとハードの両面一体となった教育研究環境の整備を中核とする第3次中長期事業計画の策定を進めます。今後も社会に求められる学園であり続けるため、揺るぎない社会的使命のもと、新たな歴史の創造に向け歩みを進めてまいります。

略歴

  • 1936年北海道生まれ
  • 1960年国士舘大学体育学部卒業
  • 1960年本学園に入職
  • 1981年体育学部教授
  • 1992年体育学部学部長
  • 2003年国士舘大学学長
  • 2006年本学名誉教授、学校法人国士舘常任理事
  • 2008年学校法人国士舘副理事長
  • 2009年学校法人国士舘理事長

  • 日本私立大学協会理事(2012年~)
  • 日本私立大学協会常務理事(2020年~)
  • 日本私立大学協会関東地区連絡協議会(2020年~)
  • 公益財団法人私立大学退職金財団監事(2015年~)
  • 全国体育スポーツ系大学協議会理事(2009年~)
  • 全国体育スポーツ系大学協議会副会長(2022年10月~)
  • 一般社団法人大学スポーツ協会(UNIVAS)理事(2021年~)
  • 全日本大学サッカー連盟顧問(2008年~)
  • 一般財団法人関東大学サッカー連盟顧問(2022年4月~)
  • NPO法人日本サッカー指導者協会理事長(2015年~)

  • 元財団法人日本サッカー協会理事・特任理事(1992年~2004年)
  • 元全日本大学サッカー連盟理事長(1998年~2004年)
  • 元全国体育系大学・学長学部長会会長(2004年~2006年)
  • 元一般財団法人関東大学サッカー連盟会長(2014年~2022年3月)

  • 2019年旭日中綬章受章
  • 2023年日本サッカー殿堂入り