理工学部

理工学部建築学系の南泰裕教授は、神戸商工会議所からの委託を受け、同所が主催する「換気シミュレーション・プロジェクト」に学識経験者として参加し、新型コロナウイルス対策への建築的提案を行っています。

本プロジェクトは、新型コロナウイルスの感染拡大によって社会問題化する院内感染や建物内感染の全国的な発生を受け、3密のうち「換気の悪い密閉空間」の改善を支援するため、公的施設や民間施設、店舗など不特定多数が集まる施設を対象に、気流の動きをシミュレーションによって可視化するものです。南教授をはじめとする学識経験者による分析を付記したシミュレーション結果をもとに、プロジェクトメンバーが設備や技術導入等の改善提案を行うことで、施設の換気状況の改善を支援します。

プロジェクトメンバーには南教授と同研究室に所属する5人（尾崎賢さん、田嶋海一さん、林大雅さん、古川直也さん、山口尚哉さん）のほか、シミュレーション技術を提供する企業や本プロジェクトの趣旨に沿い施設への改善提案等が可能な同所会員事業所などの地元企業が参画しています。

現在南研究室ではテレビ会議システム等を使用した打ち合わせを進めており、今後調査対象施設が決定し本格的にプロジェクトが開始されます。

換気シミュレーション・プロジェクト