2022年12月01日
建築学系・位田達哉ゼミナールの学生が「デザイン学生シンポジウム2022」で特別賞を受賞
11月12日にオンラインで開催された「デザイン学生シンポジウム2022」において、理工学部建築学系・位田達哉ゼミと有志学生8人によるプレゼンが特別賞を受賞しました。
今回のシンポジウムテーマは「輝く未来に繋がるデザイン」。受賞プレゼンは「Society5.0に向けたクラフトワークのかたち」と題して、自動車や家電製品の塗料として使われている静電粉体塗装を住宅の内装仕上げに応用するというクラフトワークを発表しました。実験では、下地の通電が必要な静電粉体塗装を電気の通りにくい内装下地に適用させるため、マグネットペイントという磁性塗料を下塗りすることで解決し、高級感溢れる内装仕上げを作りあげることに成功しました。石こうボードや構造用合板など、他種の建材に塗装を施し、猫の爪研ぎにも負けない仕上げであることを硬度試験で検証し、審査員の方々からは、その発想や実用性の検討などのほか、ものつくりに真摯に向き合う姿勢に高い評価を得ました。
指導にあたった位田准教授は「建築の技術だけでなく、他分野の技術を落とし込むことが建築の研究のひとつのかたち。建築のみならず、理工学部理工学科として幅広い工学の知識を身に付けることで建築技術の発展に寄与できるエンジニアを目指していただきたい」とコメントしました。
受賞学生
3年
秋元毬那さん
橋本遥さん
中村春香さん
2年
本間悠暉子さん
赤津愛美さん
杉本彩華さん
津中陽有さん
曾根伊織さん
鉛筆硬度試験の様子の様子
他種の建材(下段)に黒色の塗装を施した(上段)
オンラインで発表を行う様子
