2018年12月28日
まちづくり学系の二井昭佳教授らが協力者として関わった応募案が神戸市の税関前歩道橋設計競技で最優秀
理工学部まちづくり学系の二井昭佳教授が協力者として関わった株式会社エイト日本技術開発(パートナー:株式会社イー・エー・ユー)の応募案がこのたび、神戸市の税関前歩道橋設計競技(デザインコンペ)の最優秀提案に選定されました。
本設計競技(デザインコンペ)は、三宮駅から南に延びるフラワーロードと国道2号が交差する税関前交差点に、三宮周辺地区と新港突堤西地区・みなとのもり公園をつなぐ『渡りたくなる歩道橋』をテーマに、斬新で高いデザイン性を持ちながら、構造面及び施工面においても実現性の高い、優れた歩道橋を架けるために、神戸市によっておこなわれたものです。
理工学部まちづくり学系の二井昭佳教授は、株式会社エイト日本技術開発(パートナー:株式会社イー・エー・ユー)の協力者としてこのデザインコンペに参加し、やわらかな曲線と軽やかな構造によりまちと港をつなぐ渡りたくなる歩道橋を提案し、最優秀提案に選定されました。
神戸市発表の審査結果には、以下の点が評価されたことが記されています。
- ・東遊園地の一部を使うことで、緩やかなカーブの平面線形を生むとともに、主塔と吊り構造のケーブルが織りなすやわらかな曲線によってシンボリックな造形美が表現されている。
- ・桁厚さ500mmで、提案書のなかでも最も薄く、軽快なデザインで、周辺環境と調和している
- ・交差点北西側からのアプローチ勾配は4%、幅員は5mで、提案書のなかで最も緩やかで広幅員のスロープであり、安全・安心で快適な歩行者の移動空間を実現することが期待できる
また、提案全体として、機能、景観、デザインのバランスが取れていること、技術やマネジメントの点でも優れているとの評価がなされました。