政経学部

政経学部・藤本公明教授の最終講義「ミュンヘン大学における研究生活の思い出」が3月9日、34号館A棟207教室にて行われ、同学部教員ら約25人が聴講しました。

最終講義の司会は古坂正人講師が行い、まず政経学会学会長あいさつとして長谷川三雄教授から、藤本教授の学部生時代の勤勉さを表すエピソードなどが紹介されました。続いて政経学部学部長・岩元浩一教授が、本学法学部を卒業した藤本教授が1979年から、当時の教養部助手に着任して以来、40年以上にわたり一貫して本学で教鞭をとってきたこれまでの歩みを紹介しました。

最終講義の中で藤本教授は、自身が本学の教授になった際に一年間の海外研究生活が許可され、ドイツのミュンヘン大学（正式名称：ルートヴィヒ・マクシミリアン大学）で研究生活を送るようになった経緯を語りました。また話題は同大学の文化的な背景や、我が国で民法が作られるまでの歴史的な推移など、多岐におよびました。
藤本教授は「民法の研究を深めるためには、専門書を読み込むだけでは不十分。ドイツの市民生活を身近なレベルで経験することが必要だと判断し、実践した」と語り、ドイツ滞在中は市民生活の研究に重点を置いていたことを強調しました。

講義を終えた藤本教授には、盛大な拍手の中で花束が贈られ、出席者一同は最後に記念撮影を行いました。