2017年07月25日
【学生寄稿】体育学部・関根明伸ゼミ紹介「授業の現場から」
「授業の現場から」とは
本企画は、各学部のゼミ・研究室に所属する学生に執筆をお願いし、ゼミ・研究室の特徴や学習内容、日々学び実践していることなどを紹介しています。
関根明伸ゼミ 執筆者:稲田 悠作さん(体育学部4年)
体育学部こどもスポーツ教育学科の関根明伸ゼミでは、道徳教育を中心に、教育学全般について学んでいます。週に1回、現代の教育現場で問題にされている「いじめ問題」「小学校英語教育」などをゼミ内で議論を進め、解決策を導き出しています。これにより、教育現場での問題解決能力を養い、将来に迅速な行動ができるよう、教員としての資質を高めています。
関根ゼミの特徴は、縦の繋がりが強いことです。多くのゼミ生が教員採用試験の合格を目指し、切磋琢磨しています。しかし、難関試験がゆえに不安や課題が出てきます。その時、頼りになる先輩が相談に乗ってくれたり、ゼミ内で面接練習を設けたりして、経験したことを後輩に伝えています。このような「先輩から後輩へ」は関根ゼミの伝統になりつつあり、これからも受け継がれてほしい一つです。私も4年生になり、3年生に向けて経験談を伝えていますが、これまでの勉強方法など振り返る良い機会にもなっています。
今年2月には教育実習実践力の資質向上を目的として、ゼミ研修旅行を実施しました。東日本大震災の被災地でもある福島県郡山市の小学校を見学し、実際の教育現場から、児童一人一人に向けた教育や地域性を生かした指導方法などを学びました。さらに、鶴ヶ城など会津地域の歴史にも触れながら、ゼミ生全員の教育に関する知識・資質の底上げを行いました。
私たちは自らの主体性と仲間との協働性を大切に、支え合いながら、一人一人の目標達成に向けて学び続けています。
<国士舘大学新聞 2017年7月25日発行号に掲載>