2022年06月01日
1年生学外研修を行いました(考古・日本史学コース)
5月27日、考古・日本史学コースの1年生が入学後初めての学外研修として「吉田松陰・国士舘と彦根藩主井伊家ゆかりの地をめぐる散策」を行いました。
今年は初の試みとなる、世田谷キャンパス周辺の史跡・名跡をめぐるコースを設定し、散策しながらグループワークを行う研修です。午前は事前学習として、教室で勝田政治教授による講義「松陰神社と国士舘そして豪徳寺」、国士舘史資料室の熊本好宏専門員によるレクチャーがあり、それをもとに8つの班に分かれて見学メモを作成。午後は班ごとに世田谷キャンパスを出発しました。
幕末の志士を多数育てた吉田松陰を祀り本学とも縁深い松陰神社、本学100年超の歴史を垣間見ることができる国士舘史資料室、江戸時代にこの地(当時の彦根藩世田谷領)を治めた世田谷代官屋敷、幕府大老・井伊家の菩提寺として名高い豪徳寺と、キャンパス周辺に点在する4か所の史跡をめぐりながら、歴史と出会う約2時間の散策です。
世田谷代官屋敷では、世田谷区立郷土資料館の学芸員の角和裕子・松浦瑛士・松本知佳の諸氏によるガイドがありました。
松陰神社
国士舘史資料室
世田谷代官屋敷
大谿山 豪徳寺
すべてのコースをめぐり、世田谷キャンパスに戻った学生らは、班ごとに見学のまとめ作業を行い、それぞれの代表者が壇上で今回の学外研修について発表しました。発表後に教員の投票で優秀賞に選ばれた班は、教室内の大きな拍手を受けていました。
今回の学外研修は、グループワークの中で史跡を見学・観察し、その成果を発表することで、史跡に対する観察眼を養うことを目的に行われ、考古・日本史学コースでの学びがスタートしたばかりの1年生らにとって貴重な経験となりました。