2024年08月08日
社会科教員のための地理ワークショップを開催しました
国士舘大学地理学教室では、大学の研究成果や教育の成果を社会・教育界へ還元するという主旨で、2001年度より「地理ワークショップ」を開催しています。今年度は第21回として2024年7月20日(土)に「本当に危険?中東とアラブ社会のいま」をテーマに開催しました。
講師に長谷川均先生(国士舘大学)、加藤幸治先生(国士舘大学)、佐藤都喜子先生(名古屋外国語大学)をお招きし、それぞれの専門分野から現代中東地域の実態をお話しいただきました。長谷川先生には「熱く多様な自然」と題して中東の多様な自然と人びとの生活について、加藤先生には「日本と中東:経済地理的にみる」と題して日本・中東関係や昨今の中東情勢についてご講演いただきました。また、佐藤先生には12年間のヨルダン滞在経験から「アラブ社会と伝統社会に生きるアラブの女性たち」「シリア難民の多様な姿」と題して、中東やアラブ社会の人びとの実際の暮らしぶりについてご講演いただきました。
当日は東京都内外の高校や出版社などから30名近くにご参加いただきました。質疑応答の時間には、現在の高校教育の現場でどのように中東についての話をすればよいかなど、多くの質問が寄せられました。
- 講演を行う長谷川名誉教授
- 講演を行う加藤教授
- 講演を行う佐藤氏
- 会場の様子