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2021年10月04日

日東西合同授業「肉・魚食から歴史を考える」が行われました

10月2日に、日本史・東洋史・西洋史という枠を超えて歴史を考えることを目的として、日本古代史・中国近世史・ヨーロッパ近代史担当の教員が各教員のゼミ生(計20名)と合同授業を行いました。

 

冒頭では、事前アンケートの内容を手掛かりに、食を通じて世界が繋がっていることを確認し、第1部では、仁藤智子教授が、アニメ「もののけ姫」の世界観を読み解きながら近世以前の日本の食生活について紹介し、稲作中心の農耕社会だけではなく、非農耕社会もあったこと、肉食が仏教の殺生禁断や神道の不浄・穢観の普及とともに忌避・禁止される一方で、魚食の文化が見られたことを解説しました。

 

続く第2部では、小川快之教授が、肉・魚食という視点から前近代の中国の食生活について紹介し、前近代の中国では豚肉を中心に肉食文化が栄え、魚食文化もあったこと、北方遊牧民族の文化の影響で犬肉の使用が減り、羊肉の使用が増えるなど時代的な変化もあること、中南米原産の唐辛子を肉・魚料理に用いるようになるなど大航海時代の影響があることなどを解説しました。

 

そして第3部では、石野裕子准教授が、ヨーロッパの肉・魚食の歴史について、『ベリー公のいとも豪華なる時祷書』などを用いて紹介し、前近代のヨーロッパでは魚も肉も食べられ、魚は主にキリスト教と関連して食されたこと、塩漬けニシンや乾燥タラが国際商品として流通し、乾燥タラは大航海時代の船員食や奴隷用の食材になっていたこと、近代になると宗教の世俗化により、いつ肉や魚を食べるかは個人の問題になったことなどを解説しました。

 

その後の第4部では、仁藤教授が、再び日本史に視点を戻し、肉食が近代から始まり、その背景には明治期の近代化があったこと、さらに食の国際化・多様化が見られるようになったことなどを解説しました。

 

最後に学生が二人一組になって、カレーライスのルーツと日本食・和食について考えるグループワークを行い、全員に結果を発表してもらいました。学生発表では、意欲的な発言が多く見られ、活発な意見交換ができました。また、授業アンケートでは、「身近な所から歴史にアクセスすると楽しく学べる」「他のゼミの人と話し合えてとても楽しかった」「グループワークでまた新たな視点から見つめ直すことができた」など好意的な感想が寄せられました。この成果は来春公刊予定の『国士舘史学』にて発表される予定です。

  • 講義する仁藤教授講義する仁藤教授
  • 講義する小川教授講義する小川教授
  • 講義する石野准教授講義する石野准教授
  • グループワークをする学生グループワークをする学生

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