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2022年07月21日

「法学部卒業生によるキャリア講座」を開講しています(7月21日更新)

法学部法学会主催の「卒業生によるキャリア講座」が、令和4年度春期の法学部専門選択科目「キャリアデザインⅠ・Ⅱ・Ⅲ」として開講しています。

法学部の学びを生かした仕事に従事している合わせて16人の卒業生が講師となり、「自身の仕事について」「働くことの意味・意義」「仕事に就くまでの道のり」「学生時代に心がけていたこと」などについて講演、後輩たちにメッセージを贈ります。

本講座は、法学部のキャリア教育の一つとして位置づけられるもので、将来の社会的・職業的自立に向けて必要な職業観・勤労観の醸成、および主体的に進路を選択する能力・態度を身につけることを目的としており、当該科目を履修していない学生が、興味のある回だけ参加することも可能としています。

ここでは、講座の様子を不定期で紹介します。

基調講演「社会で求められている人材」

第1回となる4月15日は、神奈川県警察学校警務部理事官兼副校長の宗廣中(むねひろ・ちゅう=昭和60年卒業)氏を講師に招き、「社会で求められている人材」をテーマに基調講演が行われ、約100人の学生が耳を傾けました。
宗廣氏は、仕事や就職活動に関する豊富な情報を提供しながら、「生計の維持として仕事を捉えるのではなく、社会的役割を感じ使命感をもって働くことで、仕事の幅が広がっていく」と伝えました。
また、多岐にわたる警察の仕事内容や、宗廣氏の経てきた警察官としての職務内容について説明があり、最後に宗廣氏は「大学での絆は人生を通して続いていく。挫折することを怖がらず、人との出会いを意識して過ごしてほしい。多くの卒業生が皆さんの応援団です」と締めくくりました。

講演後には、警察官を志望する学生らが個別に質問し、宗廣氏は丁寧に答えていました。

 
  • 講演する宗廣氏講演する宗廣氏
  • 学生からの質問に答える宗廣氏学生からの質問に答える宗廣氏
  • 教室では学生が熱心に耳を傾けた教室では学生が熱心に耳を傾けた

 

 

税関職員の仕事について

5月20日に行われた講演では、横浜税関調査部特別審理官の清水慶史(しみず・けいし=平成6年卒業)氏を講師に招きました。

 

清水氏は、はじめに国家公務員の採用試験(大卒一般職試験)について話し、毎年多くの受験者がいる日本最大級の就職試験であることを説明。合格者を継続的に輩出する大学は少ないが、国士舘大学はその中の一校であり、本省庁を含め多くの行政機関に、数百人の卒業生が国家公務員として勤務していると話しました。

 

次に、国家公務員の仕事の種類や業務内容、収入について各機関ごとの特徴を説明しました。また、税関職員は輸出入貨物や入出国者の検査をはじめ、輸入税の税務調査や密輸の取り締まりなども行い、日本で押収されている薬物の多くは税関で発見していることなどを話したほか、身の回りには税関を通過した輸入品で溢れていることを伝え、学生は本講演でしか聞けない貴重な話に熱心に耳を傾けました。

 

最後に、試験対策として時間の配分や勉強のコツを説明し、「卒業生から話を聞き、試験のポイントや情報などを上手に取り入れてほしい」と学生にアドバイスを送り、講演を締めくくりました。

 

講演を終えると、個別で学生らの質問を受け一人一人に丁寧に回答していました。

 

  • 教室では学生が熱心に耳を傾けた教室では学生が熱心に耳を傾けた
  • 試験対策について質問する学生試験対策について質問する学生

 

 

司法書士・行政書士の仕事について

6月17日に行われた第9回目となる講演会には、司法書士および行政書士として活躍する小林敬三(こばやし・けいぞう=昭和63年卒業)氏が、「司法書士・行政書士の仕事について」と題し講演しました。

 

現在、東京・日本橋に事務所を構え、代表として活躍する小林氏は、司法書士および行政書士の仕事について、いずれも「お客様の話をよく聞き、困りごとやニーズを把握し、法律に沿った手続きの代理または書類の作成、解決に導く手助けをすること」と説明し、登記、訴訟や許認可業務などの業務内容を具体例をあげながらわかりやすく紹介しました。

また、両資格の違いについて、「司法書士は登記または供託に関する手続きの代理や裁判所・検察局・法務局などに提出する書類の作成が業務の中心であることに対し、行政書士は官公署に提出する書類の作成や相談、手続きの代理が中心的な業務になる」とし、両資格を保有することで多岐にわたり活躍ができることを紹介しました。

 

また、両試験の概要を説明し、「合格率の低さから敬遠されがちであるが、勉強を確実にやれば受かることのできる試験。行政書士試験においては昨年度の試験で14歳の合格者が出ており、法律を学ぶ皆さんも興味があればぜひ挑戦してほしい」と話しました。

 

最後には、学生から「技術の進歩において今後予見される業務とは」などさまざまな質問が投げかけられたほか、小林氏が社会に通用する武器を持つため在学時代に資格取得に力を入れたことや、友人とのエピソードなどを紹介し、和やかな雰囲気の中、講演が終了しました。

  • 講演する小林氏講演する小林氏
  • 講演の様子講演の様子
  • 学生からはさまざまな質問が投げかけられた学生からはさまざまな質問が投げかけられた
  • 講演会終了後に学生からの質問に答える小林氏講演会終了後に学生からの質問に答える小林氏

 

 

弁理士の仕事について

7月15日に行われた第13回目の講演会は、弁理士法人大島・西村・宮永商標特許事務所で弁理士として活躍する佐々木香織(ささき・かおり=平成21年法学部卒業、同24年総合知的財産法学研究科修士課程修了)氏を招き、開催しました。

 

講演会では、まず弁理士について、一言で表すと「知的財産に関する専門家だ」といい、特許権、実用新案権、意匠権、商標権などの知的財産権を取得したい方のために手続きを行う仕事であると紹介しました。中でも、商標権を専門とする佐々木氏は、具体的な事例を通して商標登録手続きの流れや主な業務内容を説明しました。

 

次に、弁理士になるための試験概要を説明し、佐々木氏は自身の経験も踏まえ「大学院で著作権か不正競争防止法に関する修士論文を書き審査に通れば免除される科目もある」と学生らにアドバイスを送りました。さらに弁理士は、定年がないことや収入面などの魅力を伝えつつ「新しい技術に触れることができるやりがいのある仕事」と話し、講演を締めくくりました。

 

講演後には、進行を務めた法学部の福永清貴教授が佐々木氏に学生時代の話を振ると、会場にいたゼミの指導教員であった本学の飯田昭夫名誉教授とのエピソードに話が及び「全然勉強してこなかった私が弁理士を目指したのは、弁理士でもある飯田先生が仕事の話を楽しそうにしてくれていたからだ」と佐々木氏は弁理士を志したきっかけを述べ、当時を振り返りました。最後に、質疑応答を行い終始和やかな雰囲気で終了しました。

  • 講演する佐々木氏講演する佐々木氏
  • 講演の様子講演の様子
  • 佐々木氏とともに弁理士の魅力を伝える飯田名誉教授佐々木氏とともに弁理士の魅力を伝える飯田名誉教授
  • 講演会終了後も個別の質問に応じる佐々木氏講演会終了後も個別の質問に応じる佐々木氏

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