大学院案内ガイドブック2024
89/100

Teacher introduction教員紹介グローバルアジア研究科担当科目については、主な科目を掲載しています。その他の担当科目については、開講予定科目一覧表を参照してください。*印は博士課程を兼ねて担当している教員を表します。小口 和美*OGUCHI Kazumi担当科目/西アジア考古学研究、西アジア史特論、グローバルアジア演習Ⅰ~Ⅳ、他主な経歴国士舘大学文学部史学地理学科国史専攻考古学コース卒業。英国マンチェスター大学大学院博士課程修了(Ph.D)。国士舘大学イラク古代文化研究所に1983年より奉職。2006年より教授。2022年より21世紀アジア学部所属。主な著書・論文“Archaeology:Expeditions and Discoveries in West Asia by Japanese Archaeologists”(Orient) 「考古学からみたエシュヌンナの領域-エシュヌンナの西方拡大-」(西アジア考古学)“Stamp Seals and Cylinder Seals from Area A of Usiyeh” (al-Radan)研究テーマ紀元前3千年紀~2千年紀の西アジアの考古学。特にユーフラテス川中流域およびディヤラ川流域を含むアッカド地域の研究Message西アジアの歴史を考古学から追うことは人類の歴史を紐解く作業でもある。大学院での研究は地道なものであるが、楽しみながら取り組んで欲しいと思う。研究は自分自身で進めなければならないが、いっしょに考えながらいろいろな面でサポートできればと思っている。梶原 彩子 KAJIWARA Ayako担当科目/日本語教育学研究Ⅰ・Ⅱ主な経歴大学卒業後、韓国の民間語学学校、外国語高校で日本語教師として働く。2017年名古屋学院大学留学生別科講師、2019年同学国際文化学部任期制講師。同年、名古屋大学国際言語文化研究科博士後期課程満期退学。博士(学術)。2023年より現職。主な著書・論文「形容動詞『立派』のヘッジ機能」『表現研究』117号(2023)、「新型コロナウイルスに対する百科事典的知識の形成-『ウィズコロナ』『アフターコロナ』の用法拡大の考察から-」『表現研究』115号(2022)(共著)、「英語由来『ザ』の日本語における新規用法」『日本語用論学会年次大会論文集』16号(2021)研究テーマ日本語のヘッジ表現、新規表現、日本語教育の教室実践Message研究分野は、日本語の語の意味拡張です。特に、ヘッジ表現として働く語や新規表現の意味分析を行っています。ことばの表面だけを見ていても良い日本語教師にはなれないとは感じますが、ことば自体を見つめることは面白く、見えてくることも多くあると感じています。河先 俊子*KAWASAKI Toshiko担当科目/日本語教育学研究Ⅰ、日本語教育教授法研究Ⅰ、グローバルアジア演習Ⅰ~Ⅳ、他主な経歴2011年お茶の水女子大学人間文化創成科比較社会文化学博士課程修了(人文科学博士)。フェリス女学院大学留学生センター講師(2004-2009)。アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター非常勤講師(2002-2011)。2011年より現職。主な著書・論文「二文化間における態度構築のプロセスー留学経験のある韓国人日本研究者の場合ー」『異文化間教育』31号(2010年)『韓国における日本語教育必要論の史的展開』ひつじ書房(2013年)「大衆文化が日本人と韓国人の関係構築に及ぼす影響−日韓大学生の初対面会話の分析から−」『インターカルチャル』16号(2018年)研究テーマ日本語教育史、異文化接触Message日本語教育をはじめ外国語教育は、国際関係の中でそれに規定されながら行われています。しかしその一方で、国際関係を変革していく原動力も産んでいるのではないでしょうか。日本語教育と社会との相互作用の局面に焦点を当てた研究をしていきたいと思っています。小口 裕通*OGUCHI Hiromichi担当科目/グローバルアジア演習Ⅰ~Ⅳ、メソポタミア考古学研究、メソポタミア史特論、他主な経歴1977年国士舘大学卒業後、日本大学大学院史学研究科に入学し中退。そしてイラク古代文化研究所に勤務、副手、助手、講師、助教授を経て現在教授。助手の時に、英国マンチェスター大学大学院へ留学、博士号(Ph.D.)取得。主な著書・論文“A Reassessment of the Distribution of Khabur Ware: An Approach from an Aspect of Its Main Phase” (Al-Radan)、「古アッシリア時代の錫交易と土器の分布」(西アジア考古学) など。研究テーマメソポタミアの歴史時代を対象にして、考古学及び歴史学の両視点から物質文化の推移変容とその要因を探求する。Message自らリサーチする充実感と喜びを体験し、“keep one’s nose to the grindstone”というフレーズを念頭に、共に、新たな問題の解明に取り組もう。R. カイム*R Kaim担当科目/グローバリゼーション特講、地域研究講義A、地域研究演習Ⅰ〜Ⅵ(博士課程)主な経歴85年米国シカゴ大学M.A.、91年英国ロンドン大学SOAS研究所よりPh.D.を取得。同年から豪州連邦雇用教育訓練省国際政策部APEC担当・豪日高等教育関係担当。95年来日、政策研究大学院大学助教授を経て2001年国士舘大学助教授。2006年同教授。主な著書・論文「紛争と運動」共著(岩波書店) 「Social and cultural changes in the process of transition to the market economy in some Asian countries」共著(Social Sciences Publishing House) 「Democracy for all? A consideration of the relationship between economic change, social and cultural structures, and the universality of democracy」(BAS)研究テーマ「グローバル化」「現代イスラム」「安全保障」「地域・国際経済協力」MessageEverything is connected to everything else. 「全ては相互に関連し合っている。」(レーニン)☞「グローバル化の意義と重要性は何か」「なぜイスラム教徒のテロは、ここ数年多いのか、それは世界の未来に何を意味するのか」現代世界の根源的な論点を理解したいなら、当大学院で一緒に考えよう。栗原 通世 KURIHARA Michiyo担当科目/日本語教育学研究Ⅰ、日本語教育教授法研究Ⅱ、グローバルアジア演習Ⅰ~Ⅳ、他主な経歴東北大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。東北大学大学院文学研究科助手、同助教。国士舘大学21世紀アジア学部専任講師、准教授、2020年より教授。栗原通世(2015)「聴き取り易さが異なる無意味語中長母音の知覚判断の特徴」『文化』79(1・2)栗原通世・助川泰彦(2008)「フィンランド人・韓国人・中国人日本語学習者による母音長短の範疇知覚化」『東北大学大学院文学研究科研究年報』57研究テーマ特殊拍を中心とした日本語音声の習得研究Message日本語教員には日本語そのものや言語教授法をはじめ、広範にわたる知識が求められます。大学院での講義や演習を通して、それらの知識を学び、実践力を鍛え、様々な学習者に対応できる力をつけていただければと思います。主な著書・論文グローバルアジア研究科87

元のページ  ../index.html#89

このブックを見る