大学院案内ガイドブック2024
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361994年に開設された工学研究科は、修士課程に「機械工学専攻」、「電気工学専攻」および「建設工学専攻」を設置し、各専攻に研究分野の柱としていくつかの専門コースを設けています。博士課程では、より広い視野からそれぞれの専門的知見を発展できるよう、修士3専攻を統合する形で「応用システム工学専攻」を設けています。工学分野においては、各分野とも高度化が進み、深い学識と高度な専門技術・能力が必要とされています。工学研究科では、社会の要望に応えられる基礎学力と、優れた応用開発能力を身につけた、創造性豊かな技術者や、独創性に富んだ優れた研究者の養成を目指しています。研究科長挨拶 現代社会において、日常生活のあらゆる場面は科学技術と深いつながりを持っています。今後も発展し続けるであろう技術が、我々の生活をさらに豊かなものにすることは必至です。このような科学技術社会を幅広く支えて、国際社会にも貢献できる多様な人材の育成が、強く求められています。 工学研究科では、修士課程において科学技術社会を支える高度な技術者の養成を目指して、教育研究指導を行っています。また博士課程では、科学的知識を深めさらに展開していくことのできる実力を身に付け、高度な研究能力を持って社会に貢献できる研究者の養成を目指して、教育研究指導を行っています。少人数制教育の特徴を活かして、熱心かつ丁寧な教育研究指導に努めていますので、ご期待ください。工学研究科長大浦 邦彦修士課程工学研究科Graduate School of Engineering機械工学専攻の内容と特色機械工学専攻の学問領域は、極めて広範囲にわたるとともに、高度化、専門化が進み、その重要性を増しています。高度な科学技術の時代を迎えた現在、機械技術者の活躍する分野はますます拡大する一方であるので、あらゆる分野に適応できる人材が求められています。本専攻では基礎学力を十分に身に付け、高度な応用開発能力を有する機械技術者の養成と独創性のある優れた研究者の育成を行います。研究の柱として次の2コースを設けています。『機械融合システム』、『先進機械工学』電気工学専攻の内容と特色電気・電子・情報関連技術はその量的拡大とともに高度化が進み、深い学識と高度な専門技術が必要とされる一方、学際領域にわたる知識や専門能力も重要です。これらに応えるため、基礎学力を十分に身に付け、高度な応用能力を有する電気・電子技術者養成と独創性のある優れた研究者の育成を図っています。研究の柱として次の2コースを設けています。『電子電気システム』、『応用情報学』建設工学専攻の内容と特色建設分野が対象とするものは、住居、その集合体たる都市、住環境福祉、道路、河川、橋梁、上下水道、地球環境、さらにこれらのデザインなど人類の造り出すいわゆる構築物すべてであり、従来のような建築、都市の垣根を越えて広く検討される必要があります。このため本専攻では、人間社会や環境と調和を図りながら、さまざまな問題に的確に対処できる高度な専門能力を有する建設技術者の養成ならびに研究者の育成を目的として次の5コースを設けています。『構造・防災・サステナブル』、『まちづくり環境』、『建築総合技術』、『福祉住環境』、『建築デザイン・計画』

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