大学院案内ガイドブック2019
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法学研究科23博士課程入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)法学専攻博士課程では、修士の教育課程や法律実務における経験等を尊重しつつ、研究者および法的業務に従事する高度専門職業人の養成を目的としています。そのため、大学院修士課程修了者と同程度の法律分野における専門知識を有し、研究者・高度専門職業人を目指す資質・意欲を持つ学生を積極的に受け入れます。この求める学生像に基づき、年3回の一般選考入学試験を実施します。1.大学院修士の学位・専門職大学院の学位または外国において修士の学位を有し、高度な専門知識を有している。 2.法的諸問題について、法理論や実務理論を理解し、法的思考力や適切な判断能力を有している。3.高度専門職業人として法的研究に取り組み、高度な法理論や実務理論に協働して取り組む意思を有している。入試の概要学生は受験時に主要科目の中から自己の研究テーマに沿った科目を選択しなければなりません。この科目が入学後の専修科目となります。試験科目は、外国語、専門科目および面接を実施します。博士課程の場合は修士論文等の審査と面接を重視しています。研究指導体制受験時に主要科目の中から選択した専修科目の担当教員を指導教員として、本大学院における研究及び博士論文作成のための指導を受けることになります。入学後は各自が目指す研究テーマに沿って指導を受けられるように配慮します。学生は、研究内容・研究テーマに関係する特別研究(関連専門科目)を担当する教員からも必要に応じて助言を受けられる体制をとっています。従って学生の研究指導、論文指導については、指導教員はもとより、論文テーマに関係のある特別研究科目担当教員も協力して行うことになります。博士の学位博士の学位は、博士課程に3年以上在学し、履修科目について所定の単位を修得し、かつ履修科目の成績並びに学位論文の審査及び最終試験の総合判定に合格した者に、学位「博士(法学)」が授与されます。博士の学位論文は、その論文が独創的研究であって、従来の学術水準に新しい知見を加えたものであること、さらにその者が専攻分野において、研究者として自立して研究活動を行うに必要な高度の研究能力及びその基礎となる豊かな学識を有することが論文の内容に十分反映されていることを必要とします。修了に必要な単位数は次のとおりです。年 次専修科目(16単位)専修科目以外の科目(4単位)講 義演 習講 義第1年次444第2年次4第3年次4社会人選考で入学した場合、授業料の減額措置もあり、その他授業時間も土曜日や夜間時間帯に開講するなどの配慮をしています。学 位修士の学位を取得しようとする者は、2年以上在学し、専修科目及び専修科目以外の科目を合わせて32単位以上を修得するとともに、修士論文を提出し、論文審査及び最終試験に合格しなければなりません。修了単位修了に必要な単位数は次のとおりです。年 次専修科目(12単位)専修科目以外の科目(20単位)講 義演 習講 義第1年次4420第2年次4取得資格等1.中学校教諭専修免許状(社会)及び高等学校教諭専修免許状(公民)を取得しようとする者は、授業科目(便覧に記載された学則別表で示す備考欄に「社・公」が付された科目)の中から24単位以上を修得しなければならない。2.税理士資格関係科目の一部免除申請の要件が整います。この場合、「税法研究A」または「税法研究B」を専修科目とし、税法に関するテーマを研究した修士論文を完成させる必要があります。

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