大学院案内ガイドブック2019
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101965年に開設された経済学研究科は、経済の理論・政策・歴史という経済学の3分野を基本に研究できるようカリキュラムを編成しつつ、実務的な分野、すなわち実社会の経済の激しい変化に対応し、より専門化された研究領域をカバーする応用経済学の分野を重視しています。また、財政、租税などの経済法学的研究にも力を入れ、税理士試験の一部が免除される履修制度も導入しています。これにより、税理士界で活躍する修了生を多数輩出しています。また、博士課程では、学生一人に対して複数の教員が指導し、課程在学中に博士論文を完成させ、学位を取得できるように支援する体制を整えています。本研究科では修士課程修了者と同等あるいはそれ以上の学力があると認められた学生は、修士課程を経ることなく、直接博士課程へ入学することも可能です。研究科長挨拶国士舘大学大学院経済学研究科は、「社会に貢献できる経済分野の専門家の育成」という理念の下、大学院生の専門的能力の育成に努めます。同修士課程では、経済学修士の学位の取得に必要な専門的能力の育成、及び税理士等の国家資格の取得を目標とし、同博士課程では、経済学博士の学位の取得を目標とし、その実現に必要なカリキュラム・科目を充実し親切に指導します。経済学研究科長阿部 武司修士課程研究指導専修科目の選択及び論文指導(1)学生は、受験時に主要科目の中から選択した科目が専修科目となります。入学後は、その専修科目を担当する教員を指導教員として、修了まで研究全般の指導を受け、修士の学位論文を完成させることになります。(2)本研究科では、自由な雰囲気で学生はのびのびと、そして高度な指導が受けられます。  ①学生が希望すれば、指導教授の許可を得て、複数の教員から指導を受けることができます。  ②修士論文作成段階で、「中間発表会」を行ない、全教員のコメントをもらえます。  ③特定の学説に束縛されることなく、自由に自己の思想・思考に基づいて研究することができます。  ④自己の専修科目は、特別の事情がない限り入学後に変更することはできません。(3)指導教授が、研究上必要と認めた場合、本学大学院他研究科の講義科目を4単位まで履修することができます。修得した単位は、修了所要単位として算入することができます。入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)修士課程では、研究者・高度専門職業人としての学問的基礎を修得し、自立して問題解決に当たることができる能力を備えた人材の養成を目指しています。そのため、次のような資質や意欲を持つ学生を積極的に受け入れます。1.企業経営における課題に関心を持ち、自ら求めて学ぶことができる者。2.積極的に他者とかかわり、対話を通して相互理解に努める意欲がある者。以上の求める学生像に基づき、年2回の一般選考入学試験、社会人選考入学試験、留学生選考入学試験、学内選考入学試験を実施し、研究者・高度専門職業人となるべき豊かな素養と能力を重視した入学者選抜を行います。経済学研究科Graduate School of Economics

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