2022年11月10日
日本学生経済ゼミナール大会に堀口ゼミが参加しました
日本学生経済ゼミナール大会が10月23日にオンラインで開催され、堀口ゼミの学生5名が参加し、分科会16で2位に入賞しました。
この大会は、日本学生経済ゼミナールという学生による学術団体が中心となり、「研究活動の促進」と「他大学の学生との交流」を理念に掲げ、全国の経済学部・経営学部・商学部の学生を対象とした60年以上続く歴史ある学術大会です。全国各地の大学から毎年約1500人が参加する日本でも最大規模の学術大会で、今年も日本全国の学生が交流を図りました。
堀口ゼミでは、グループ分けや活動内容など学生が主体的に企画し活動しています。ゼミナール大会には3年生の服部可奈さん、枝川祐子さん、山田真桜さん、西田永遠さん、泉田朱里さんら5人からなるグループが参加しました。ゼミナール大会当日は、マーケティング分野である第16分科会で、「推し活事業は何故、出せば売れるのか?」をテーマに発表を行いました。発表に向けては、コンサート会場で100人に街頭インタビューを行ったほか、小売・情報通信業の企業2社からヒアリング調査を行うなど、本格的な調査を行ったことが評価され、11チームが参加する中、2位に入賞しました。優勝チームのみが参加する本選の進出権は惜しくも獲得することができませんでしたが、優秀賞にあたる予選大会分科会2位となり、今後のさらなる活躍が期待されます。
参加学生のコメント
◆テーマを決めたきっかけ
研究班の私達全員が興味を持ち、もっと知りたいと意欲的になれるようなテーマを考えました。最初はエンタメが企業とコラボすることによってどのようなシナジー効果が働くかについて議論していましたが、内容のわかりやすさと近年の「推し活」に対する注目度の高さを考慮し、テーマを「推し活」に絞りました。
◆研究を進めていく上で苦労した点
「推し活」は新しいカルチャーである為、情報量が圧倒的に少なく、自分達で情報を集めていかなくてはいけないという点が最も苦労しました。また私達は「推し活」という市場における消費者の行動を軸に研究を進めたのですが、研究が進むうちにこの論点からずれてしまうことが多く、何度も話し合いを重ねました。
◆質を高めるために、工夫した点
この研究で大事にした点は、「推し活」をした事がある人とない人とでは、「推し活」に対する情報量にギャップがある事を理解するという点です。その為、発表用のパワーポイントには「推し活」に対する説明のみで一つのセクションを設け、それを前提として研究を進めたことを説明しました。またプレゼン大会は細かく点数配分がされていて、その合計点で順位を決める方式でした。パワーポイントの構成に力を入れ、制限時間内に必ず発表を終える練習を行うなど、点数を取るというよりも点数を落とさないという事を心がけました。
◆プレゼン大会に出ての感想
4月に「推し活」について研究を始めた際は、ここまで真剣に取り組む研究内容に発展するとは思っていませんでした。プレゼン大会という一つの節目があったからこそ、この半年間研究を続けてこれたのだと思います。予選2位という結果は非常に悔しいですが、悔しいと思えるほどこの研究に熱中できた事を同時にうれしくも思います。私たちが本当に研究したいと思う内容を、自由に研究できる環境に感謝します。