経営学部

本企画は、各学部のゼミ・研究室に所属する学生に執筆をお願いし、ゼミ・研究室の特徴や学習内容、日々学び実践していることなどを紹介しています。

　島崎先生は、昨年度に本学へ着任されたため、私たちが島崎杉雄ゼミ（すぎおゼミ）の１期生です。
　私たちがすぎおゼミを選んだ動機は、ゼロベースからゼミを作り上げたいと思ったからです。そんな私たち１期生は、「質×効率の追求」をしています。
　すぎおゼミでは、財務会計を専門として、実証的研究に取り組んでいます。３年次春期は、財務会計の基本的知識を、グループワークを通して学び、夏休み前から共同研究にも取り組みました。
　３年次秋期からは、データ分析に関わる統計的手法を学びながら共同研究を進め、12月に他大学との合同論文発表会に参加しました。私たちは「のれんの価値関連性」と「従業員の労働条件が企業価値に与える影響」を発表し、他大学の先生からも高い評価を頂戴しました。私たちはこの一連のプロセスで、能力的にも、人間的にも大きく成長できたと確信しています。
　現在は、Ｚｏｏｍによる遠隔授業を実施し、就職活動と並行して卒業論文に着手しています。コロナ禍の影響で、個性の強い「すぎおゼミ」のみんなに会えない時間が続き、今までの対面授業の時間が貴重であったと感じています。しかし、島崎先生が圧倒的な当事者意識でゼミ生の連携をとってくれています。過労で倒れるのではないかと心配ですが、ゼミ生はとても頼りにしています。
　私たち１期生は、今後代を重ねていくなかで、「すぎおゼミ」の伝統が形成されていくことをとても楽しみにしています。

＜国士舘大学新聞 2020年7月25日発行号に掲載＞