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2020年09月25日

第23回FDシンポジウムをオンラインで開催しました

本学FD委員会は、9月12日に第23回FDシンポジウムを開催し、「春期オンライン授業の組織的な取り組みと今後の在り方~オンライン授業の質向上を目指して~」をテーマに各学部教員らが報告およびグループディスカッションをしました。 シンポジウムは、ウェブ会議システム「Zoom」を利用したオンラインで実施され、教員と関係職員の約160人が参加しました。

 

河野寛文学部准教授の進行により、はじめに本学FD委員会副委員長の和田義浩法学部教授が本シンポジウムの趣旨を説明した後、佐藤圭一学長があいさつで「否応なく始まったオンライン授業だったが、大学改革や研究の見直しにもつながる機会となった。今後も大学の資産として活用するため、実用性・実効性のあるものへと確立されることを期待する」と述べ、各学部の取り組みに期待を寄せました。


シンポジウムは、まず学長室長で副学長の入澤充法学部教授がオンライン授業の経過報告を行い、春期に学生と教員を対象に実施したアンケートをもとに春期授業を評価しました。入澤室長は「アンケートから、過剰な課題を課さないこと、動画は適切な長さにすること、リアルタイム授業では学生の発言を促したり学生同士の横のつながりを大切にすることなど、見えてきた課題がある。一つの科目でもオンデマンド授業とリアルタイム授業を組み合わせるなど、学習意欲が湧く内容にしていく工夫が教員には求められる」とし、迅速かつていねいな対応が学びへの不安を解消することを強調しました。
 

次に、各学部の教務主任が、オンライン授業に決定してからの学部ごとの取り組みを報告するとともに、今後の課題について言及しました。
報告から、いずれの学部もサポート担当教員を決め、メールや電話、対面、書面などでオンライン授業実施のためのサポートがなされたことが報告されました。
また、政経学部からは、manaba(講義支援システム)に数パターンのサンプル授業を設置するなどして、円滑な授業スタートに向けた授業イメージの共有をしたことが紹介されました。
体育学部では、実技・実習など対面授業を必要とする科目を整理・検討し、春期途中から対面授業を実施できるよう準備を整え実行した経緯の説明がありました。このほか、古田仁志教務主任は「体育学部は国際大会に出場するような学生の卒業・進級の問題を解決するために授業のオンライン化は課題の一つとなっていたが、この機会に学習の機会と質を担保することができるようになったことが大きな成果」と述べました。
文学部は小野瀬倫理也教務主任が、教員へのサポートに加えて学生へのサポートとして、上級生による相談窓口やオフィスアワー、Twitterの開設などを行い、学生の不安解消に努めたことを紹介するとともに「今後はオンライン授業の支援以上に、増加する見込みの対面授業への支援が必要な段階」と述べました。
法学部の吉開多一教務主任は今後の課題として「大教室での対面授業を振り返り、オンライン授業をどのように組み込んでいくか。『教えてもらう』から『自ら学ぶ』ことへの動機付けが必要になってくる。反転授業化も進み、学生と教員の意識改革が求められるとともに、対応できない学生へのフォローアップが欠かせない」と述べ、大学として学生の将来を見据えたサービスを考えていく必要性を訴えました。

 

最後に、ブレークアウトセッション機能を利用したグループディスカッションが行われ、参加者は役職や授業形態ごとに分かれ、春期の取り組みについて情報交換しました。

シンポジウムを総括したFD委員会委員長で副学長の長谷川均文学部教授は「全教員が新しい教育のあり方を模索できた。教育のパラダイムシフトに対峙することになる教職員に対し、大学が講義支援をする覚悟も必要になると考える。本シンポジウムを通して秋期授業を乗り越える勇気と覚悟をもらった」と話し、シンポジウムを締めくくりました。

 本シンポジウムは世田谷プラットフォーム協定校(駒澤大学・昭和女子大学・成城大学・東京都市大学・東京農業大学)の教職員にも参加を呼びかけました。

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