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2018年11月07日

法学部主催講演会で岡村勲弁護士が講演しました

11月2日、世田谷キャンパス中央図書館地下1階多目的ホールで法学部主催講演会・座談会が開催され、犯罪被害者の権利向上に尽力した岡村勲弁護士が講演し、法学部の1年生を中心に400人を超える学生らが聴講しました。


岡村弁護士は冒頭で、30年前に起きた高知学芸高校修学旅行生上海列車事故の補償交渉で日本側弁護団長を務めたことに触れ「引率教員として唯一お亡くなりになった剣道家・川添哲夫さんの母校である国士舘大学に是非行きたいと思っていた」と声を詰まらせながら当時を振り返りました。

次に、自身が犯罪被害者の遺族になったことをきっかけに当時の制度に疑問を持ち、犯罪被害者のための刑事訴訟を作り直そうと、2001年1月に「全国犯罪被害者の会(あすの会)」を設立した経緯を語り、その活動が、2004年の犯罪被害者等基本法の成立、2007年刑事訴訟法改正による被害者参加制度導入、2010年刑事訴訟法改正による殺人の公訴時効廃止など、犯罪被害者を取り巻く環境の整備に大きく貢献したことを、当時の活動を振り返り具体的に説明しました。

最後に岡村弁護士は学生らに向けて「始めなければ成功しない。実行すれば可能性がある。その可能性にかけてほしい」と語るとともに、中外製薬創業者である上野十蔵氏のエピソードに触れて「見えないところでも誠実に仕事をしていれば、それが人の目に留まり、人の気持ちを動かす」と述べ、目に見えないところに誠実な生き方をしてほしいと呼びかけました。


講演終了後は座談会として学生4人が登壇し、岡村弁護士に質問を投げかけました。検察官を志望する学生に岡村弁護士は「高い所から下りて寄り添う気持ちが大切」と話し、犯罪被害者の環境がより良くなるためには何が必要かとの質問には「被害者遺族の補償はまだ十分とはいえない。せめて教育を受ける環境は必要」と後進に思いを託しました。

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