令和元年春の叙勲で旭日中綬章を受章した学校法人国士舘・大澤英雄理事長の栄誉を讃える祝賀会が9月21日、ホテルニューオータニ（千代田区・紀尾井町）の「芙蓉の間」で開催されました。 
祝賀会は、間瀬誠吾国士舘理事が発起人代表となり、本学理事・評議員をはじめ、国士舘中学・高校・大学の各同窓会、中学・高校楓の会、大学教育後援会など27人4団体が発起人となって呼びかけられたもので、萩生田光一文部科学大臣、衛藤征士郎衆議院議員、川淵三郎日本サッカー協会相談役、佐藤東洋士日本私立大学協会副会長などの来賓を迎えて、政財界、教育関係者、サッカー関係者、本学教職員など約450人が集い大澤英雄理事長の叙勲を祝いました。

まず、国士舘大学政経学部卒業生で元NHK静岡放送局スポーツキャスターの剱持（けんもち）志保さんの司会により開式が告げられると、拍手の中、大澤理事長と令夫人・ヤエさんが入場し、50卓それぞれに着席する参会者に向かって深く一礼し登壇しました。続いて間瀬理事が発起人を代表してあいさつした後、来賓祝辞では、衛藤衆議院議員、萩生田文部科学大臣、北村滋国家安全保障局長、川淵日本サッカー協会相談役、松浪健四郎全国体育スポーツ系大学協議会会長・日本体育大学理事長、西村康稔経済再生・全世代型社会保障改革担当大臣、佐藤日本私立大学協会副会長・桜美林学園理事長の7人が登壇し、それぞれ祝意を述べました。続く花束贈呈では、本学シンクロナイズドスイミング部監督の足立夢実さんと国士舘高校3年で柔道部の斉藤立さんが、それぞれ大澤理事長とヤエ夫人に花束を贈りました。

引き続き、大澤理事長が謝辞を述べ「このように多くの方々のご列席のもと、すばらしい会を催していただき感謝に堪えません。国士舘に入学してから63年の間に学園内外からいただいたさまざまなご支援の賜物であり、これからも人と社会のために尽くしてまいりたい」と感慨無量の面持ちで、一言一言に力を込めながらあいさつしました。

鏡開きでは、壇上に並ぶ祝い酒5樽を前に総勢34人が登壇。参会者全員の掛け声とともに木槌によって鏡が開かれた後、田嶋幸三日本サッカー協会会長による乾杯の発声で歓談に入りました。
祝電披露、大澤理事長の足跡を振り返る映像上映と進んだ後、特別ゲストとして本学文学部と大学院スポーツ・システム研究科卒業生で空手「形」の2012年世界選手権優勝者の宇佐美里香さんが登壇しました。会場がしんと静まり返るなか、技の切れとスピード、流れるような連続技など、宇佐美さんの迫真の演武に大きな拍手が送られました。また、講道館館長・上村春樹氏と本学政経学部卒業生でアテネ五輪代表監督・NHKサッカー解説者の山本昌邦氏が、それぞれ祝辞を送りました。
歓談も終盤となったところで、発起人の脇本三千雄国士舘評議員が謝辞を述べた後、矢野博志同評議員の発声により参会者全員で大澤理事長の健勝と一層の発展を祈念して声高らかに万歳を三唱し、祝賀会はお開きとなりました。

9月14日には、本学世田谷キャンパスの国士舘大講堂で勲記・勲章のお披露目式が催されました。堂内に集まった教職員を前に大澤理事長があいさつし、「この受章は私個人の受章ではなく、創立者をはじめ先達者、国士舘同人すべての皆さんとともにいただいたもの。支えてくれた皆さんと喜びを分かち合いたい」と述べ、感謝の意を表しました。引き続き、職員から花束が贈られ、大澤理事長を囲み教職員全員で記念撮影をするなど祝福を受けました。