国士舘大学キャンパス手帳2020
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 インターネットは公開性がある一方で、匿名性も持っています。誰が発信したかわからない匿名性の高いものには、いいかげんな情報も多数存在しています。サイトによっては見る人に嫌悪感や不快感を与えたり、人権を侵害したりするケースもあります。ネット利用は自己責任が原則です。下記にある内容に気をつけてインターネットを利用してください。インターネット自分のプライバシーと、他人の権利を守る●ネット利用は自己責任が原則 インターネットで情報を受発信するときには、社会的責任、法的責任を自分で負うつもりで行ってください。何が起きても自己責任です。●関連法規を守ろう インターネット上でも、法律や規則を守らなければ罰せられます。特に気を付けなければならないのは著作権の侵害、商標の無断使用、肖像権の侵害、プライバシーの侵害、他人を批判・中傷する内容の公開、わいせつな文書や画像の情報発信・公開、風俗営業、ねずみ講などです。知らなかったでは済ませてもらえません。 ●個人を狙った誹謗中傷 他人の誹謗中傷をネット上に掲載した場合、名誉毀損罪や侮辱罪など刑事上の責任を問われるケースがあります。実社会と同様、ルールとマナーを守りましょう。また、警視庁サイバー犯罪対策課で電話による被害相談、情報提供を受け付けています。被害にあった際は利用しましょう。●セキュリティ対策 パソコンに設定しているIDやパスワードは厳重に管理してください。会員制のサイトの認証用のID・パスワードにも注意が必要です。 ●プライバシーの守り方 個人情報を発信するときは会員規約、プライバシーポリシーに同意できる場合に限りましょう。住所、氏名、電話番号、生年月日などの個人情報はもちろん、銀行の口座番号や暗証番号、クレジットカードの番号にも注意を払ってください。ネット上でのカード決済は16ケタの番号と利用期限がわかれば、勝手に使うこともできます。●ウイルス対策がパソコンと友人を守る ウイルス対策ソフトは必ず利用しましょう。ウイルス対策ソフトなしにインターネットを利用するのは、銃弾が飛び交う戦争地帯にTシャツと短パン、サンダル履きでのこのこ出かけているようなものです。 ウイルスに感染すると、自分のパソコンが被害を受けるだけでなく、友人や知り合いにも迷惑をかけることになります。ひどい場合には、学内のネットワーク全体にまで影響を及ぼすことも考えられます。警視庁サイバー犯罪対策プロジェクト ▲ http://www.npa.go.jp/cyber/警視庁サイバー犯罪対策課 ▲ TEL 03(5805)1731▼ ロック機能を使おう スマホ(スマートフォン)やケータイは、学生生活に欠かせないもの。その中には、今や身分証明書に匹敵するほどの情報が入っています。それは持ち主の個人情報だけではなく、家族や友達の個人情報までもが入っている「秘密事項」です。またキャッシュレス決済の普及で、財布としての機能も持つようになりました。くれぐれも紛失や盗難に気をつけてください。できればロック機能やセキュリティ機能を使う習慣をつけましょう。スマホ・ケータイセキュリティ対策は万全に大学生として44KOKUSHIKAN UNIVERSITY 2020

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