国士舘大学キャンパス手帳2020
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 ニキビ跡の治療から美容整形、脂肪吸引まで、病院が施術をする「美容医療」。美容医療は医師が行う医療行為ですが、「キャンペーン価格」や「モニターになれば無料」といった言葉をきっかけに、気がつくと高額な医療費を請求されたというトラブルが後を絶ちません。 よくあるケースとして、街でアンケート協力を依頼された後、クリニックへ連れて行かれ、無料モニターになった結果、強引に勧誘されクレジット契約にサイン、クリニックが契約解除に応じてくれないことなどがあります。最近では、クーリング・オフをさせない為に、契約したその日のうちに施術をさせる事例もあります。契約する際には1日以上よく考えて、その場では契約しないようにしましょう。 エステにはクーリング・オフ制度があるものの、美容医療は制度の対象外です。注意してください。トラブル多発! 美容医療クーリング・オフについては東京くらしWEB ▲ http://www.shouhiseikatu.  metro.tokyo.jp/▲ TEL 03(3235)1155★資格商法 「この資格を取っておけば就職が有利になる」「この講座を受講すれば教員免許が取れる」などと甘い言葉を言って、資格取得のための高額な学習教材を売りつけます。キャッチセールスやデート商法などと組み合わせて行われることもあります。★内職商法・アルバイト商法 「自宅でできるアルバイトを紹介するので、講習を受けてください。講習会の参加費用は…」と誘ってきます。講習会を受けても仕事は紹介してもらえず、費用や器具代だけを取られてしまうのです。★芸能スカウト商法 街で「モデルになりませんか?」「エキストラや読者モニターになりませんか?」と声をかけ、登録料として事務所にお金を振り込ませる手口。でも、実際には仕事は来ません。しかしこれはサギのようですが、法律的にはサギにあたらないので、要注意です。★催眠商法・宣伝講習販売 サンプル商品の配布などをきっかけに、会場に誘導。会場では、売ろうとする商品のすばらしさや安さをアピール。盛り上がったところで、高額商品を売りつける手口です。★かたり商法(訪問販売) 公的機関などを装う訪問販売です。消火器の訪問販売で「消防署の方から来ました。この地区では火事に備えて消火器の設置が義務づけられています」などとウソを言って、商品を買わせようとする手口です。★送り付け商法 ある日、自分が頼んでいない商品が届きます。その商品には「1週間以内に返品しない場合には、購入したことになります」という書類が入っています。電話では、注文した・しないという水掛け論になり、収拾がつかないケースが多いのです。★架空請求・不当請求 「支払わないと法的手続に入ります」などと根拠のないSMSを送りつけて連絡させようとする架空請求が多発しています。アダルトサイトに直接アクセスしなくても、無料サイトなどから巧みに誘導されて「契約完了」「料金請求」「登録完了」など表示され、高額な料金を請求されるワンクリック請求もあります。一度でも支払うと更に支払いを請求してきます。ギフト券を買って番号を連絡するように指示してくる場合もあります。身に覚えのない請求には慌てて電話やメールをせずに徹底的に無視して絶対に支払わないようにしましょう。▼ 個人間取引には注意を! インターネットやスマホアプリを利用して、一般消費者どうしでいろいろな物の売り買いやサービスの取引(個人間取引)を行う場合、運営会社が一定のルールを規定しているものの、トラブルが発生した際に責任を負わないケースがあります。利用する際は、規約をしっかり読んでください。また、最近では後払いサービスを利用して利用者に二重払いさせる詐欺も急増しています。個人間取引は出品者・落札者の情報をよく確認し、自己責任で行うようにしてください。インターネット取引に関する相談窓口(一社)ECネットワーク▲https://www.ecnetwork.jp/public/consumer/consul.html大学生として35

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