国士舘大学キャンパス手帳2019
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★デート商法 SNS、アプリ、出会い系サイト等によって、携帯番号やLINE IDを教えたことから始まります。何回かデートを重ねて気を惹いてから、洋服や宝石などカードで商品を買わせます。買った商品のクーリング・オフ期間が過ぎると、突然連絡が取れなくなります。★キャッチセールス 大学の最寄り駅や街頭で声をかけて事務所やお店に連れて行き、化粧品やエステティック、英会話などの高額商品を買わせる手口。一度事務所に行くと、しつこく勧誘されます。中には契約するまで帰さない、という強引な所もあります。★アポイントメントセールス商法 「応募したキャンペーンで当たりました! プレゼントがあるので取りに来てください」といった内容の電話やハガキでの呼び出しから始まります。実際に行っても、商品の購入や契約をしつこく勧められることがほとんどで、キャッチセールスと同じ手口です。★資格商法 「この資格を取っておけば就職が有利になる」「この講座を受講すれば教員免許が取れる」などと甘い言葉を言って、資格取得のための高額な学習教材を売りつけます。キャッチセールスやデート商法などと組み合わせて行われることもあります。★内職商法・アルバイト商法 「自宅でできるアルバイトを紹介するので、講習を受けてください。講習会の参加費用は…」と誘ってきます。講習会を受けても仕事は紹介してもらえず、費用や器具代だけを取られてしまうのです。★芸能スカウト商法 街で「モデルになりませんか?」「エキストラや読者モニターになりませんか?」と声をかけ、登録料として事務所にお金を振り込ませる手口。でも、実際には仕事は来ません。しかしこれはサギのようですが、法律的にはサギにあたらないので、要注意です。★マルチ商法・マルチまがい商法 マルチ商法とは、友人・知人から「必ずもうかる」などと誘われて商品等の販売組織に入会した人が、さらに別の人を加入させると利益が得られる仕組みの商法です。また、先に商品の契約をさせ、「他の人を加入させると紹介料が得られる」など後から勧誘するマルチまがい商法も増えています。商品を購入させるために、消費者金融やクレジット契約を無理矢理組ませる手口が増えています。★催眠商法・宣伝講習販売 サンプル商品の配布などをきっかけに、会場に誘導。会場では、売ろうとする商品のすばらしさや安さをアピール。盛り上がったところで、高額商品を売りつける手口です。★かたり商法(訪問販売) 公的機関などを装う訪問販売です。消火器の訪問販売で「消防署の方から来ました。この地区では火事に備えて消火器の設置が義務づけられています」などとウソを言って、商品を買わせようとする手口です。★送り付け商法 ある日、自分が頼んでいない商品が届きます。その商品には「1週間以内に返品しない場合には、購入したことになります」という書類が入っています。電話では、注文した・しないという水掛け論になり、収拾がつかないケースが多いのです。★架空請求・不当請求 「支払わないと法的手続に入ります」などと根拠のないSMSを送りつけて連絡させようとする架空請求が多発しています。アダルトサイトに直接アクセスしなくても、無料サイトなどから巧みに誘導されて「契約完了」「料金請求」「登録完了」など表示され、高額な料金を請求されるワンクリック請求もあります。一度でも支払うと更に支払いを請求してきます。ギフト券を買って番号を連絡するように指示してくる場合もあります。身に覚えのない請求には慌てて電話やメールをせずに徹底的に無視して絶対に支払わないようにしましょう。学生がねらわれやすい、悪徳商法の手口「若者のトラブル」お金編①ヤミ金融の実態学生ローンのダイレクトメールが届いたので、1万5000円のキャッシングを申し込んだ。1週間後に2万円を業者指定の個人口座に振り込み返済したが、数日後、さらに数万円を振り込むようにとの催促電話が、携帯電話と家族にあった。<消費生活総合センターからの助言>家族に事情を説明し、業者からの電話は毅然とした態度で無視するように助言した。パチンコにハマってしまった学生最初は時間つぶしで始めたパチンコだったが、だんだん負けを取り返そうとしてパチンコ依存症に。そのうちキャッシングをしてまでやるようになり、付き合う友人もほとんどいなくなった。頭の中はパチンコばかりで不眠症になり、人格までおかしくなってしまったようだ。<消費生活総合センターからの助言>家族に事情を説明し、家族がキャッシング分を返済。本人は十分反省し、二度とパチンコに行かないことを約束。大学生として33

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