国士舘大学 手帳2015
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アなどに設置されています。興味があれば、手にとって内容を確認してみましょう。 また、健康保険証や運転免許証の裏面に臓器提供に関する意思表示欄が設けられることになったように、随時、その内容は変わっています。 脳死状態での臓器提供は、本人の生前の意思表示と家族の承諾が必要です。もし、意思表示をするなら、家族に了解を得てからカードに丸をつけてください。パソコンや携帯からも登録できます。 万が一のときには、家族の同意が必要となります。また、2010年7月の「改正臓器移植法」により本人の臓器提供の意思が不明な場合も、家族の承諾があれば臓器提供できるようになりました。臓器提供意思表示カードの問い合わせ日本臓器移植ネットワーク▲ http://www.jotnw.or.jp/ 心臓が止まってしまうような重大な事故は、いつ、どこで、何が原因で起こるかわかりません。心臓と呼吸が止まってから時間の経過とともに救命の可能性は急激に低下しますが、救急隊を待つ間に居合わせた市民が心肺蘇生などを行うと救命の可能性が2倍程度に保たれることがわかっています。まさに治療は1分1秒を争います。 119番通報から救急車到着まで平均して7分以上かかります。その場に居合わせた「あなた」が応急手当を行うことが重要となります。 救急事態に備え、学内にはAEDが設置されています。AEDはコンピューターによって心臓のリズムを調べ、除細動(電気ショック)が必要かどうか判断する機械で、一般の人でも簡単に電気ショックを行うことができるように設計されています。 AED設置場所は巻末の地図にあります。イザという時のために事前に確認しておきましょう。AEDによる救命処置学内のAED設置場所の確認を学内に設置してあるAED ボランティアという言葉には「自分の意志で進んで行う」という意味が込められています。でも堅苦しく考える必要はありません。自分のできる範囲で、社会の役に立てばいいのです。    学園祭の模擬店の売り上げの寄付、国際協力、災害地でのボランティア活動……。本学のボランティア活動はキャンパス内にとどまりません。「NPO国際ボランティア学生協会」に参画し、ボランティアを通した他大学との交流もあります。 学生時代のボランティア経験が、その後の人生を豊かなものにします。日常生活の中でできることから始めてみましょう。主なボランティア活動災害支援…地震や台風の被災者・救護活動者支援、災害地の復興支援、被災家屋の片付け、被災者へのサービス、救援物資の輸送・配分、通訳、義援金募集(募金活動)など。環境保護…地域の清掃、自然保護、節電の呼びかけ、リサイクル運動など。ボランティア活動ボランティアはできることから始めよう!大学生として49

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