国士舘大学 手帳2015
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大学生は勉強が基本アルバイトは必要最小限に アルバイトの時給は高いほうがいいでしょうが、高いものにはそれなりの理由があります。表向きの募集は違っても、風俗店や労働環境が危険なものなど「おいしい話には必ず裏」があることを忘れないでください。 また情報誌に掲載されているアルバイトの中には、大学生にふさわしくないものもあります。面接で「怪しいな」と感じたらやめたほうが無難です。 大学は勉強の場です。アルバイトが生活の中心になり、学業がおろそかになることがないよう、必要最小限にしましょう。▼ 悪質商法の誘いに乗るな 悪質商法は言葉巧みに勧誘したり、断りにくい状況を作ったりして契約を迫り、高額な商品を売りつけようとするものです。 悪質商法の扱う商品はさまざま。宝石、絵画、エステティック、語学学校、学習教材、資格取得講座、パソコン教室、布団、毛皮製品、浄水器、健康器具…。巧みな話術で、あらゆるモノを販売しています。悪質商法にひっかからないようにするには、すぐに契約しないのが一番の防御ですが、万一契約してしまってもクーリング・オフ制度を利用して解約することができます。下記は、学生がねらわれやすい悪質商法の代表的な手口です。★デート商法 出会い系サイトやナンパによって、携帯番号を教えたことから始まります。何回かデートを重ねて気を惹いてから、洋服や宝石などカードで商品を買わせます。買った商品のクーリングオフ期間が過ぎると、突然連絡が取れなくなります。★キャッチセールス 街頭で声をかけて喫茶店や事務所、お店に連れて行き、化粧品やエステティック、英会話などの高額商品を買わせる手口。一度事務所に行くと、しつこく勧誘されます。中には契約するまで帰さない、という強引な所もあります。★アポイントメントセールス商法 「応募したキャンペーンで当たりました! プレゼントがあるので取りに来てください」といった内容の電話やハガキでの呼び出しから始まります。実際に行っても、商品の購入や契約をしつこく勧められることがほとんどで、キャッチセールスと同じ手口です。★資格商法 「この資格を取っておけば就職が有利になる」などと甘い言葉をいって、資格取得のための高額な学習教材を売りつけます。キャッチセールスやデート商法などと組み合わせて使われることもあります。学生がねらわれやすい、悪徳商法の手口悪質商法万一契約してしまったら、クーリング・オフ制度を利用しよう<学生にふさわしくないアルバイト>●危険を伴うもの 裁断機など自動機械の操作、自動車・オートバイの運転、2階以上の高所での屋外作業など。●人体に有害なもの 有害な薬物の扱い、高温度・低温度での作業など。●法律に違反するもの 労働争議関係、未成年の選挙活動、マルチ商法、ネズミ講など。●教育上好ましくないもの ポスター貼り、訪問販売、勧誘、集金専門業務、ギャンブル場内の作業、風俗営業、長期継続深夜作業など。●望ましくないもの 無資格の水泳監視員、ベビーシッターなど命にかかわるもの。大学生として31

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