学生生活大学生としてエンジョイライフ大学概要薬物(ドラッグ)について▼ 薬物の誘惑は断固拒否で! 日常生活の中に薬物乱用の誘惑が存在しています。薬物を始めるきっかけは、軽いノリと好奇心、快感への追求といったものがほとんどと思われていますが、それだけではありません。 「やせられる」「自信がつく」「充実感がある」「スカッとする」「元気がでる」といった誘い言葉に、ついのせられ、危険な薬物とは知らずに手を出してしまうケースもあります。 遊び仲間、昔の同級生など、信頼のおける身近な人からすすめられ、いつのまにか薬物乱用に染まってしまう場合もあります。もし、薬物を使用している友人を見たり、薬物を勧められたりした場合は、まず家族や大学に相談し、場合によっては警察に相談してください。また、自分自身が薬物乱用から立ち直りたい場合は、一刻も早く精神保健福祉センター等、公的機関に相談をしましょう。 また、咳止めなどの市販薬、睡眠薬・抗不安薬などの処方薬なども使い方によっては危険です。 薬物の誘いは決して受けてはいけません。断固拒否してください。▼ 薬物乱用の弊害 薬物は1回くらいなら…と軽い気持ちで始めても、そのうち取り返しのつかないことになります。以下にあるのは薬物乱用の弊害です。 強迫的使用…薬物をやめたいという気持ちがありながらも意のままにならず、薬物を頻繁に使用すること。 禁 断 症 状…薬物を急激に中断したときに現れる心身の症状。完全に薬物を中断しなくても、薬物の血液中の濃度が急激に下がった状態で現れる。 薬物探索行動…薬物を切らすまいとして、何とか手に入れようとする行動。 身体の障害…薬物の直接的作用により引き起こされる体の各臓器にみられる二次的障害。命に関わることもある。 精神の障害…薬物の直接的作用によって引き起こされる脳の二次的障害であり、中毒性精神病や 痴呆などが現れる。▼ 危険ドラッグや大麻グミに注意! 危険ドラッグは、麻薬や覚せい剤などの構造を一部変えた合成麻薬です。法規制されている薬物よりも毒性が強いものもあり、使用後に亡くなることもあります。また、使用者が死亡するだけでなく、殺傷事件・事故を引き起こす可能性もあります。軽い気持ちで使用するのは絶対に止めてください。 また、危険ドラッグは、違法な業者がインターネット通販や雑貨店、セレクトショップを装い「お香」や「バスソルト」「ハーブ」として販売していることがあります。「安全な薬」や「特別なハーブ」など、怪しい宣伝文句がないか注意しましょう。薬物に関する相談機関Web 東京都福祉保健局薬物相談窓口 TEL 03(5320)4515Web 東京都立精神保健福祉センター TEL 03(3834)2212(電話相談)※危険ドラッグは商品によって成分・含有量が異なります。そのため、病院に搬送されても成分が分からず適切な治療が受けられない可能性があります。薬物・危険ドラッグはNG ●大 麻※/常用すると幻覚・精神障害を引き起こす。知的障害や生殖能力にも影響を及ぼす。●覚せい剤/幻覚や精神異常だけでなく、脳いっ血や腎不全などの身体的リスクも伴う。●MDMA (エクスタシー)/合成麻薬。錠剤型で覚せい剤と同じ作用を引き起こす。●危険ドラッグ/幻覚、幻聴などが起こるが、商品によって成分が異なるため何が起こるか予測できない。急性中毒による死亡例も多数あり非常に危険。●大麻グミ/大麻成分に類似した合成化合物が配合されたグミキャンディ。健康被害をもたらす可能性がある。※大麻が合法になった国があります。留学や旅行先が合法の国でも使用は控えてください。日本では禁止薬物です。33
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