体育学部 体育学科
技術とコミュニケーションで信頼される体育教師を目指す。【専門指導法(バレーボール)】
【専門指導法(バレーボール)】では、バレーボール競技の指導法を学びます。体育の授業で大切なのは、生徒たちがケガなく技術を習得できるよう授業を展開する力です。そのために必要な知識と的確な指示の出し方などを、先生役・生徒役に分かれて模擬授業形式で学びます。いずれの立場でも、学びや気づきの多い授業となっています。
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先生からの
「この授業の紹介」体育学部 体育学科
飯田周平 助教IIDA Shuhei
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学生からの
「この授業の見どころ」体育学部 体育学科
秦弘起HATA Koki
香川県立琴平高等学校出身
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Point.1体得すると指導も
わかりやすい。「自分でできる」「指導ができる」を目標に設定。
バレーボールは、多くの都道府県で体育教員の採用試験に取り入れられており、学生たちには特に力をいれて学んでほしい種目です。対人でレシーブ、トスができるよう実技中心の【体育方法学・実習】の授業と合わせて指導しています。指導法に関しては特に中学生に教える場合、バレーボール未経験者も多く、また最近は小学校での投動作の指導も少なくなっているため、“投げる”運動に慣れさせる工夫も大切です。あわせてネットやポールを準備する際の注意点や、過去に実際あった事故などの事例も学びます。授業中の事故はあってはならないこと。大事な子供たちを預かっているという気持ちを忘れず、指導にあたってほしいと思います。
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Point.250分の授業を
実際に組み立てる。指導案をしっかりまとめ、授業進行の感覚をつかむ。
春期の授業内で必ず1回は、先生役で模擬授業を担当します。中学、高校の授業は基本50分。「導入」「展開」「まとめ」という流れで実施します。その中でケガを防ぐための準備運動と道具の準備、そして課題に十分取り組めるよう「何にどれくらい時間をかけるか」細かな進行を頭に入れます。課題を習得させるためある程度時間は必要ですが、中高生の集中力はなかなか続きません。どう楽しく授業に取り組ませるか、メリハリをつけた授業展開の方法も学びましょう。模擬授業終了後は、全員で反省会を行います。生徒役それぞれから先生役に対するコメントを、また先生役は自身の振り返りを共有。より良い授業づくりのため全員が一丸となり取り組みます。
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Point.3技術力は、
信頼の第一歩。信頼を築くために。できない先生よりできる先生へ。
指導する種目は、ある程度できたほうがいいと個人的には思います。中学生・高校生というのは多感な時期ですから、指導者が、実は競技ができないと知ったら「なーんだ」ということになりますよね。技術力は信頼関係を築く上でも大切です。現場では「体育教員には生徒指導も担ってほしい」という声をよく聞きます。その期待に応えるためには、生徒との信頼関係は欠かせません。幸い国士舘大学にはさまざまな競技の優れたアスリートや指導者がいます。その元で、みなさんの持ち前の優れた運動能力を発揮し、技術向上に取り組んでください。そしてぜひ、「国士舘大学出身の体育教員はやはりちがう」と、現場で思われるような先生を目指してほしいと思います。