「好き」をとことん追求して、狂言の魅力を伝える教師になる!
文学部 文学科 日本文学・文化コース
中村隆志(NAKAMURA Takashi)
東京都私立日本学園高等学校出身
将来の夢 日本の伝統を子供たちに伝えたい
将来の夢は日本の伝統を教えられる先生です。5歳の時から狂言を習っていて、その魅力を多くの人に正しく伝えたいのです。特に、古典を学び始める中学生や高校生に、授業や部活動を通じ指導したい。そのためには自分自身ももっと勉強しなくてはと思い、夏に大学で開催された「日本芸能史」という特別授業に参加しました。狂言の成り立ちについて、私が所属する流派での教えと学術的な説に違いがあり、とても興味深かったです。卒業論文も、狂言を研究する予定です。狂言は本来「笑い」がテーマです。庶民の暮らしを切り取り、セリフと扇子だけで表現する奥が深い文化です。曲目を読み解くと、当時の人の考えや時代背景もわかる。古典と聞くと難しく感じるかもしれませんが、現代でいう漫才やお笑いだと考えると、ぐっと親しみやすくなりますよね。「どうしたらみんなに興味を持ってもらえるか」それを実践できるよう、狂言の伝承者として伝統文化を未来につなぎたいです。
※2018年1月撮影