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授業ルポ

都市ランドスケープ学系

ものづくり基礎B -vol.1-

ものづくり基礎B -vol.1-

都市計画や地域計画を行う際、建物と周辺環境とのバランスなどを表現するために必要とされる“模型づくり”。この授業では、地図の見方・読み方などの知識、図面から模型を作製する技術などを、実習を通して学んでいく。また、この実習に先立って、昔の地形図と現在の地形図の比較検討を行い、世田谷キャンパス北の緑道が烏山川だったこと、周辺の水田が都市化により変化していったことなどを学んでいます。

身近な土地を模型に

「カラーとモノクロの地図が手元にありますね。カラー版の地図を参考にして、モノクロ版の地図の等高線を、マーカーや色鉛筆でなぞってください。それができたら、カラー版の地図をスチレンペーパーに貼りつけます」
授業が始まると、粕谷正則講師がさっそく作業手順の説明を開始する。

この『ものづくり基礎B』は、担当である北川善廣教授と粕谷講師の指導のもと、模型づくりの基本知識から技術までを学んでいく授業。今回行われるのは、国士舘大学周辺の模型作製だ。
まず、国士舘大学周辺の地形模型をつくる。地形模型は、スチレンペーパー(スーパーマーケットの食品トレイの材料)を等高線に沿って切り、それを積み重ねることで高低差をつけ、地形の変化を表現する模型のこと。地形模型ができたら、その上に建物を配置していく。

チームワークで作業をこなす

この授業は、班単位で作業を行う。人数の制限がないので、学生たちは自分たちで自由に班を組み、作業分担や進行の調整をする。
作業が始まると、講義室は途端ににぎやかになった。学生たちは地図をのぞき込み、ああでもない、こうでもないと話し合いながら、ペンで等高線をなぞっていく。
「この線ずれてない?」
「これでいいと思うけど…」

作業は学生同士が相談しながら進めていくが、分からないことがあれば、北川教授や粕谷講師にすぐに質問することができる。
今回の模型づくりでは、国士舘大学周辺を6分割し、1班が1ピースの模型を作製する。最終的に6つ合わせて1つの模型となるので、この等高線がずれると、模型づくりは失敗に終わってしまう。ただ“線をマーカーでなぞる”だけの簡単な作業に思えるが、大変重要な作業なのだ。

等高線から立体的な地形を表現する

等高線をマーカーでなぞったあとは、仕上げ用の地図をスチレンペーパーに貼りつけていく。そして、その地図を等高線に沿って切り抜き、重ねることで地形模型ができあがっていく。
「地形模型を作ることで、等高線から地形を立体的に読んで考える力を養ってほしいと考えています。受講しているのは1年生なのですが、彼らが2年、3年になってランドスケープを学ぶときに必要となる力なので、この授業でその基礎的な部分を身につけてほしいですね」

また、基本的に間違いを指摘することはしていないと話す粕谷講師。自分で間違いに気づき、修正していくことも模型づくりの醍醐味のひとつなのだ。




→「ものづくり基礎B -vol.2-」へ続きます。

講義情報

この講義の担当は…
北川 善廣
この講義の関連情報
シラバス「ものづくり基礎B」(対象:理工学部1年 秋期)

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