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授業ルポ

実験の取り組み方、グラフの描き方、レポートの書き方を学びながら、基本的な測定機器類の動作原理、取り扱い方、回路定数の測定など、電気電子計測の基礎的な実習を行っていく。

「電子情報実験A」という授業では、1班4~5名で協力し複数の実験を行っていく。計器の操作に慣れない学生もいるようだが、それぞれの実験に先生がつき、実験を行う学生たちへのサポートをしていく。山崎教授のほか、宮本正章教授、森岡望教授、永田邦裕先生、三宅久仁彦先生、水野秀之先生と技術職員5名の計11名の先生たちが各実験に関わっている。この実演実験で得られたデータをもとに、諸原理の理解を深めていくのが目的である。また、実験の取り組み方、グラフの書き方、レポートの書き方も同時に学んでいく。

電圧測定実験をする学生たちのグループでは、『オシロスコープ』という電圧の変化を波形として描き、観測するための測定器を使って、電圧を測定する。
学生はノブ(つまみ)や切替スイッチを操作して、スクリーンの波形がどのように変化するのか観測していくのだが、操作が完璧ではないようで、波形が表示されない。
山崎教授の助言をもとに再度調節すると、波形が現れた。「次はCH1でC、CH2でRの電圧を同時に観測してみよう」。教授の指示に従って手際よくセットすると、2つの波形が重なって表示された。このようにして慎重な作業と、細かいデータの収集が行われていく。
オシロスコープとは、電圧の平均的な値を測るものではなく、時間の経過と共に電気信号(電圧)が変化していく様子をリアルタイムでブラウン管に映し、目には見えない電気信号の変化を観測できるようにした波形測定器である。しかも、非常に高い周波数の電気信号の変化もブラウン管に描くことが可能で、エレクトロニクス分野のエンジニアには必須の波形測定器なのだそうだ。
学生たちは実験を通してオシロスコープの基本的な操作方法を習得していく。
(CH1、CH2とは……オシロスコープのブラウン管に表示される垂直軸の電圧を示すチャンネル。ちなみに水平軸は時間の経過を表している)

別のグループは、教授から講義形式でオシロスコープで表示された波形(波動の伝わり方を示す図)の読み方を学んでいく。教授が測定時に基準となる正弦波や三角波、方形波、のこぎり歯状波などのパターンをくわしく説明。
「最大値」=「実効値」×1.414という数字を見て、実は、通常100Vといわれている交流電圧は、波形的に見ると最大値が約141Vの交流であることがわかるのだそうだ。そのほか、実効値の出し方や平均値の出し方の公式などを学んでいく。