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授業ルポ

《手回し発電機》を設計、そして部品の発注から製作までを通して、機械工学の基礎を学ぶ実習授業。グループ内で作業分担をし、決められた納期日程を踏まえて、作業工程を考える実践もの作り体験。

学生たちは設計図を再度確認すると実習室へ移動し、普段見慣れない大きな専門機械を慣れない手つきながらも慎重に動かしながら、必要な部品を加工していく。鉄板に穴を開けることはもちろんのこと、細かい部品もすべて学生たちの手作業によって作られていくのだが、設計したものの現実的に実行不可能な壁にぶつかった場合、この段階で進行の中断を余儀なくされ完成図面の作り直しをする班もあった。こうした班は一度教室へ戻り、設計図を再度検討しなおし、現実的に作業可能なところに落とし込み、製作を再開させる。担当教授たちは3つに分かれた教室を行き来しながら、学生たちの作業を確認しているが、一方的に教えることはせず、自らが考え、実行する学生たちを終始見守り、アドバイスする姿勢を保っていた。

学生たちの設計図は自分たちの力で現実的なものになり、《手回し発電機》は完成される予定だ。岸本教授は「たくさんのものであふれるこの時代、自らの手で製作し組み立て、商品に仕上げることを体験することはとても大切です」という。経験を通して培うであろう自信が、学生たちを次のステップへと進ませるのだろう。

1)発注した材料はどれも、加工もされていない金属ばかり。

2)学生自らが鉄パイプを金属カッターで図面通りのサイズに切断していく。

3)切断したばかりのものは切り口にバリという突起がありイビツでこのままでは部品とはならない。この後、旋盤でバリ取りなどをして仕上げていく。

4)今回の作業ではじめて使うという旋盤で、切断した鉄パイプのバリ取りをしていく学生。岸本教授が自ら削り出しのテクニックを伝授する。

5)一通りバリ取りが終わったところ。学生たちははじめてながら一部品ずつ、精度よくとても丁寧に仕上げていた。

6)最終的にここまで仕上げていく。これが《手回し発電機》の部品の一つとなっていく。