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授業ルポ

こどもスポーツ教育学科

国語学概論B  vol.2

国語学概論B vol.2

教員をめざす学生を対象に、小学校国語科の内容について解説する授業。日本語の形式・規則性などを学びながら、小・中学校における国語の指導方法や考え方についても学んでいく。

他の人が書いた記事を読んでみる

指導事項の説明が終わると、井上講師は学生たちに新聞を配りはじめた。この新聞は、前回までの授業で学生たちが作ったもの。新聞の表面には記事が書かれており、裏面には『読者の声』という欄が記されている。
「今回は、みなさんに『読者の声』という形での交流活動を行ってもらいます。まず自分のところに配られた新聞を読み、それから各机に配られた新聞を自由に読みに行ってください」
井上講師にそう言われ、学生たちは思い思いに教室内を移動し始める。そのとたん、新聞の感想を述べ合う学生たちの声で、教室がにぎやかになった。

文字を使った『交流』をしてみる

学生たちがひととおり新聞を読み終えたのを確認すると、井上講師が話し始めた。
「交流活動は、読み合うことだけではなく、その後が大切です。裏面の『読者の声』のところに、全体の感想といちばんよかった記事の見出しを書いてください」
すらすらと感想を書き、他の新聞の感想を書き始める学生もいれば、じっと考え込む学生もいる。しかし、「読者の声」の欄は8人分。すべての欄を埋めなければならないため、学生たちはじっくり考えて感想を書きつつも、あわただしく新聞を交換していた。

子どもたちの意欲をかきたてるコメントを

『読者の声』への感想を書き終えた後、自分たちが作成した新聞にどんな感想が書かれたのか興味深く読んでいる学生たちに、井上講師は、よいところを見つけてコメントすることの大切さを理解することが、今回の授業のポイントなのだと説明する。
「感想を読んでどう感じますか? その気持ちが、子どもたちが感じる気持ちです。また、みなさんにとって、もうひとつ大切なことは、『評価』です。教員になったら、子どもたちの書いた作文にコメントをつけて返さなければなりません。この教員のコメントが、子どもたちの次のやる気に繋がっていきます」

自分が教員になったとき、どう授業をすべきか考える

「教員になったときに充実した教えができるよう、普段から、教員の言葉にどういう意図があるのかを考えながら授業に臨んでほしいですね」と井上講師は話す。教員をめざす者として、まず教えられる立場を経験する。その経験の中で自分なりの疑問や課題を見つけることが、よりよい教員への道のりとなるのだろう。

講義情報

この講義の担当は…
井上 善弘
この講義の関連情報
シラバス「国語学概論B」(対象:こどもスポーツ教育学科2年 秋季)

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