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概要

国士舘史研究年報第9号

国士舘の設立とその時代97(35)以下の引用は、それぞれ、小原國芳『玉川塾の教育』(玉川大学出版部、一九七六年)二七、二九頁より。原著刊行は一九四七年。(36)国士舘においても「文字と文章に関する業務は青年学生の活計法としては一番好適であらう」と、印刷・出版事業は重視されていた。「国士館附帯事業の計画」(『大民』第五巻第一号、一九一九年一〇月)。前掲『国士舘百年史 史料編上』、一四三頁所収。(37)「新しき村」については、大津山国夫『武者小路実篤研究―実篤と新しき村―』(明治書院、一九九七年)、同『武者小路実篤、新しき村の生誕』(武蔵野書房、二〇〇八年)に詳しく、本稿の記述もこれらに依拠している。煩雑となるため直接の引用以外は参照頁数を省略した。なお、「新しき村」は一九三九(昭和一四)年に所在地に発電所が建設されるため埼玉県入間郡毛呂山町へと大部分が移転し、同地で現在も共同生活を続けている(宮崎の村も「日向新しき村」として継続)。(38)入村して間もなくの内紛や、武者小路自身の離村(村外会員化)、さらに入植地における耕作収入の悪さなど、自活していく上では多くの困難があった。ようやく自活が達成されるのは、一九五八(昭和三三)年に養鶏収入を中心として利益を上げることができるようになってからだという。(39)註(37)大津山『武者小路実篤研究』、八八頁。(40)『新しき村』(一九二一年一月)、註(37)大津山『武者小路実篤、新しき村の生誕』、二二頁。(41)武者小路実篤「新しき村の理想と現實」(『世界仏教』四巻六号、一九四九年六月)五~六頁。(42)鈴木貞美『「生命」で読む日本近代―大正生命主義の誕生と展開―』(日本放送出版協会、一九九六年)一六一~一六二頁。(43)「大正生命主義」については、註(42)のほか、鈴木貞美『大正生命主義と現代』( 河出書房新社、一九九五年)がまとまった研究書として参照できる。本稿の記述もこれらに依拠するが、煩雑となるため直接の引用以外は参照頁数を省略した。(44)註(43)、三頁。(45)註(42)、三~一三頁。(46)及川平治や千葉命吉といった「八大教育主張」の講演会登壇者たちの著作では、しばしば生命の語が用いられる。橋本美保「及川平治の動的教育論―生命と生活」、木下慎「千葉命吉の教育思想―「生