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概要

国士舘史研究年報第9号

建築調査からみえる国士舘大講堂の建築的特性71二・五寸、厚さ四~五分の厚板を窓の内側から縦に釘付けにしたもの。(94)水切り:雨水が下面を伝わって壁面に達し、浸水や汚れの原因となるのを防ぐために付ける小さい溝、あるいはL字形の部分。(95)チリ:柱を露出する壁である真壁において、柱外面と壁面との距離。(96)長押:柱を両面から挟み付けて大釘で打ち留めて固定した横材の総称。(97)薄縁床:本畳の代りに板畳を敷き込んだ床の間。(98)地覆:構造物の最下部を固める横木。柱の最下端の内側に水平に入れてある。(99)框:床に段差がある時、高い方の床の末端に取り付けられる化粧の横木。((11)無目敷居:戸などの建具を入れ込む溝の刻まれていない敷居。((1()縁甲板張り:床板張りの一種。実さね矧はぎ(一方の板に凸形の突起〈実〉を、他方の板に凹形の溝〈小穴〉を彫って継ぎ合わせる板の接合法)などにした縁甲板を接ぎ合わせ、床板を支える部材である根太に取り付ける。((12)内法:敷居の上端から鴨居の下端のこと。((10)廻り縁:天井と壁の接する部分に廻す見切り縁。((10)松煙:松を燃やして作った煤。((15)巾木:壁の最下部で床に接する箇所に設けた横材。((16)笠木:塀、手すり、壁の腰の部分に平らに板を張る腰羽目などの上部材。((10)小舞:屋根や壁の下地で竹や貫(水平材)を縦横に組んだものの総称。((18)目透し:二つの部材の接合部の隙間をあけること。((10)二重廻り縁:廻り縁が二段になったもの。(((1)格間:格天井などにおいて、縦横に組んだ角材によって形成される正方形の空間。(((()支輪板:天井を一段高くするため使用される湾曲した部材である支輪の裏側に張ってある板。(((2)木摺り下地:塗り壁の下地に用いる小幅板。(((0)格縁:格天井などにおいて、角材を縦横に組んで形成された区画の格組み。(((0)柾目:年輪が材面に対してほぼ直角をなしているような縦断面の木目のもの。(((5)突板:木材を刃物で薄く殺いだ板。(((6)矩折れ:直角に曲がっていること。(((0)羽重ね:外壁や天井などで板を連続的に重ね合わせていく方法、またはそのようにして張った部分。