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概要

国士舘史研究年報第9号

建築調査からみえる国士舘大講堂の建築的特性67壁に接して設けられた屋根やその下にある空間を指す下げ屋やに対していう。(15)竿縁天井:竿縁をもつ天井。竿縁は天井の下板を支えるため、または化粧として、それと直角に配された細い材の総称。(16)折上格天井:回り縁から湾曲した部材である支輪で折り上げられた格天井。格天井は、断面が二~二・五寸角の材(格ごう縁ぶち)を縦横に組み合わせ裏板を張った天井。(17)内法:敷居の上端から鴨居の下端までの長さ。敷居は引戸などを建て込む溝のある下枠であり、鴨居はその上枠のこと。(18)敷桁:壁の上部にあって柱を連結しておく桁。桁は柱間に架ける水平部材。(19)棟木:小屋組(屋根を支える骨組)の頂部に水平方向に取り付ける横木。(20)支割り:垂木(屋根の下地を支えるため、棟から軒先に渡す長い木材)の幅と成せい(上端から下端までの垂直距離)の和を一枝とし、柱間などの心々距離(中心から中心までの距離)を決めるもの。(21)垂木:屋根の下地を支えるため、棟から軒先に渡す長い木材。(22)成:上端から下端までの垂直距離。(23)割肌:石などを割ったままの表面状態。(24)櫛引き:左官仕上げの一種。櫛くし鏝ごてで縞状の模様を付けた仕上げ。(25)布基礎:杭などを使用せず直接地盤に基礎を作る直接基礎の一種類。( 26 )束:短い垂直材の総称。(27)テーパー:細長い構造物の径・幅・厚みなどが、先細りになっていること。(28)束石:木造建築の一階床組で床束(床下の束)を立てるために据える径二〇~二五㎝ 程度の丸い石。(29)足固め:複数の柱の足元を相互につないで建物を固めること、またはそのための部材。(30)貫:柱を貫いて相互につなぐ横木。壁の下地材の取付け固定と壁を補強するためのもの。(31)桁:側柱の上にのる水平材で垂木を受ける部材。(32)梁:柱頭あるいは柱上部の側面で主として?ほぞ差し(木造建物の仕口の一で?と?穴で接合するもの)にしてある水平材。屋根の骨組みを支える。(33)石場建て:礎石の上に直接柱を立てるため、柱の下端を礎石の凹凸に合わせる工法。(34)大引:根太(床板を支える部材)を支える一〇㎝ 内