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概要

国士舘史研究年報第9号

国士舘史研究年報2017 楓?40写真22 1928 年頃 東面外壁(『第2 回中学校卒業アルバム』1929 年3 月)写真24 1942 年頃 大講堂内部(畳の縁がない)(『第16 回中学校卒業アルバム』1943 年3 月)写真25 現況 下り壁写真23  現況 東面外壁仕上げは畳敷きではなく板敷きであった可能性が高い。また、正面出入口および北東の常用出入口の敷居は、廊下より畳の厚さ(約五五㎜ )だけ下がっており、それぞれの引き込み戸、引き違い戸の開閉時に畳と擦れないよう木製見切り材を入れて調整している。北東物置は、縁えん甲こう板いた張ばり) (1( ((松)で、廊下床高さとほぼ同じ高さで床を張る。床には東寄り二尺の位置で木製見切り材を入れて見切る。部材の経年劣化状況をみると、その東側二尺巾に張られる縁甲板は後補のもので、西四尺の縁甲板、および見切り材は古いものであるが、建築時のものか不明である。北西物置は後補合板張りで、廊下床高さより畳厚さ分(約五五㎜ )下がる。ウ 壁広間は白漆喰仕上げ、廊下および物置は窓腰下を竪板張り、腰上および内法) (12 ( 上を白漆喰仕上げとする。内法上の白漆喰仕上げには天井廻り縁ぶち下) (10 (と柱際の三方に額縁が廻り、額縁には松しょう煙えんを)(10 (塗る【写真25】。腰下飛貫竪板張