ブックタイトル国士舘史研究年報第9号

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概要

国士舘史研究年報第9号

「泳道」131の調和のとれた健康な人間形成の手段としての泳ぎ、この目的のためにユウェナリスS・Cのポリシーが受け継がれ、指導者の存在価値があるものと信じております) 1( (。郷里の海峡を泳いで渡ることから始まった中島の夢は、やがて海を包括する哲学を求めて世界を駆け巡っていった。それはいまや多くの人々の心に、コバルトブルーの彩りとなって深く染み渡りはじめている。中島は私たちに、海の優しさと、夢と、可能性を教えてくれた偉大な開拓者であった。郷土の偉大な英雄として、身近に中島を見てきた地元の後輩である福島町議会元事務局長・谷藤悟氏は、胸を張って言い切った。「中島正一は、いまでも私たちのヒーローです」註(1)中島正一「ロング・ディスタンスへの誘惑」(小島敦夫編『海―生きる、学ぶ、探る』大月書店、一九八七年)一七一頁。(2)松前町史編集室編『松前町史 通説編 第一巻 下』(松前町、一九八八年)四二〇~四五二頁。(3)中島正一「子供たちの無限に伸びる可能性に賭けて―クラブ創立一五年を振り返って―」(『ユウェナリスS・C一五周年記念誌 海のマラソン』ユウェナリスS・C、一九八六年)一頁。(4)同前。(5)中島正一「福中魂」(『福島中学校校舎落成記念誌 確かな足あと』福島中学校校舎落成祝賀協賛会、一九八六年)一二頁。(6)「“明治祭記念” 「日本一の先輩」が講演」(『国士舘大学新聞』第一一三号、国士舘大学出版部、一九七一年一一月)三頁。(7)中島正一「私のスーパーアドベンチャー人生」(『知識』第四四号、アートプロダクション・ノア「知識」出版部、一九八五年八月)一九七頁。(8)註(6)、三頁。(9)註(7)、一九七頁。(10)「魔の津軽海峡を遠泳 本学体育学部中島君敢行」(『国士舘大学新聞』第六七号、国士舘大学出版部、一九六七年九月)三頁。(11)「ユウェナリス・スポーツ・クラブ一〇年の歩み」(『中島正一とユウェナリスS・Cの一〇年』ユウェナリス・スポーツ・クラブ、一九八二年)五〇頁。