調査活動報告
ハディーサ地域

ハディーサ地域

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ユーフラテス河の水車ユーフラテス河の水車

イラク西部、ユーフラテス河中流域のダム建設に伴う水没地域の発掘調査は、1975年から1985年にかけてイラク考古庁及び日欧米の調査隊により行われた。国士舘大学調査隊(隊長:藤井秀夫)はアブ・ブ・ソール遺跡(1981年)、オウシーア遺跡の発掘調査(1982年~1984年)、ライヤーシ遺跡の踏査(1982年)、石器の表面採集調査(1983年)等を手がけた。

 

この地域は南の灌漑農耕地帯や北の天水農耕地帯からはずれ、水車などによる揚水システムがないと農耕ができないため、川沿いには点々と古くからの水車の跡が残っている。河岸段丘上は石灰岩が露呈するがらがらした土地でもある。しかし、ユーフラテス河を利用して、シリアとメソポタミアを結ぶパイプ的役割も演じていた。一方、常に領土争いの渦中にあった地域でもある。

矢印テル・アブ・ソール遺跡、ライヤーシ遺跡

テル・アブ・ソール遺跡、ライヤーシ遺跡
テル・アブ・ソール遺跡、ライヤーシ遺跡の調査結果を掲載しています。

矢印オウシーア遺跡

オウシーア遺跡
オウシーア遺跡の調査結果を掲載しています。

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