国士舘要覧 2018
4/28

 国士舘要覧20182理事長挨拶学校法人国士舘 理事長大澤 英雄おおさわ・ひでお1936年北海道生まれ1960年国士舘大学体育学部卒業1960年本学に入職、1981年体育学部教授、1992年から2001年まで同学部学部長、2003年から2006年まで国士舘大学学長2006年本学名誉教授、学校法人国士舘常任理事、2008年学校法人国士舘副理事長を務め、2009年4月学校法人国士舘理事長に就任1992年から2004年まで財団法人日本サッカー協会理事・特任理事、1998年から2004年まで全日本大学サッカー連盟理事長、2004年から2006年まで全国体育系大学・学長学部長会会長、2008年全日本大学サッカー連盟顧問、2014年一般財団法人関東大学サッカー連盟会長、2015年からNPO法人日本サッカー指導者協会理事長2009年から全国体育スポーツ系大学協議会理事、2012年から日本私立大学協会理事2015年から公益財団法人私立大学退職金財団監事 国士舘は1917(大正6)年に私塾「國士館」として創立し、1958(昭和33)年に国士舘大学を創設して以来、学園内外の皆様からの厚いご支援により、大学7学部・10研究科および中学校、高等学校を擁する総合学園として発展してまいりました。 「世のため、人のために尽くせる人材『国士』養成」を旨とし、創立から100年を経て、表現方法は時代と共に変化を遂げてまいりましたが、その根底にあるのは「他への献身」という考え方です。これは、真心を持って人に尽くすことであり、本学創立者の柴田德次郎先生が学生・生徒に対して深い愛情をもって教えを説く姿から、当時学生であった私自身が学んだことであります。本学が教育理念とする四徳目「誠意・勤労・見識・気魄」を掲げ、人材育成に取り組んだ創立者の思いを、現代のニーズに合わせて伝えていくことが、継承者である私たちの使命であると考えます。一世紀前に創立者が掲げた理念は、今も脈々と受け継がれており、その一例として2012(平成24)年に設置した防災・救急救助総合研究所を中心に、防災拠点大学としての機能をさらに強化するとともに、学生・生徒への防災教育に力を入れています。 国士舘は昨年創立100周年を迎えました。創立記念式典をはじめとする記念行事「国士舘100年祭」を9日間にわたって開催し、多くのお客様のご来場のもと盛会裡に終えることができました。期間中に掲げた「100年分の感謝を込めて」というメッセージを皆さまにお届けすることができたならば、これ以上の喜びはありません。あらためてここに御礼を申し上げます。 国士舘は新たな歴史の創造と発展に向け、その一歩を踏み出しています。今後は、第2次中長期事業計画の策定、2020東京オリンピック・パラリンピック支援など各種施策を推し進めながら、新時代にふさわしい国士舘文化(ブランド)の醸成、スポーツ振興など様々な改革を実行してまいります。併せて、最先端の教育環境の維持と充実を図るべく、施設・設備環境の整備にも継続して取り組みます。社会に求められる学園であり続けるために、創立101年目からの歩みを確かな足取りで進めていく所存です。

元のページ  ../index.html#4

このブックを見る