2019年02月13日
建築学系がタイニーハウス体験展示会とシンポジウムを開催
2月12日に世田谷キャンパスのメイプルセンチュリーホール4階中教室で、本学理工学部建築学系と一般社団法人シンプルライフ協会が主催・共催するシンポジウム『タイニーハウスの可能性~SDGsが目指す「誰一人取り残さない」生活と建築学~』が開催され、約30人が参加しました。1月24日から2月14日までメイプルセンチュリーホールのエントランス前広場でタイニーハウス体験展示会を開催しており、今回はその関連シンポジウムとして行なわれました。
シンポジウムではまず、タイニーハウスを制作し北海道旭川市の駅前広場に機能制限体験ホテルとしてプレオープンした一般社団法人シンプルライフ協会代表理事の松本和巳氏が、タイニーハウスの取り組みを始めたきっかけとこれまでの経緯を説明しました。映画監督もする松本氏は映画を制作する中で、人と比べることでしか存在価値を見出せない現在の社会に課題を感じており「身の回りのものをシンプルにすることで生き方が楽になり、人と比べることをしなくなるのではないか」と、初めてタイニーハウスと出合った当時を振り返りながら、その可能性について語りました。その後、松本氏を含めたパネリスト5人によるトークセッションが行われ、各専門分野からみたタイニーハウスの可能性について意見交換がなされました。
タイニーハウスは、トレーラー車の荷台に建てられた「動く小さな家」で、新しい住まい方やライフ・スタイルの提案として、アメリカやヨーロッパを中心に関心が広がっています。セカンドハウスや離れとしての利用にとどまらず、災害時における緊急用の居住スペースなど、さまざまな可能性が秘められています。本学理工学部建築学系の南泰裕研究室は、タイニーハウス3棟のうち2棟の設計に関わりました。また、2月14日まで開催されているタイニーハウス展示会期間中には、原英嗣研究室によるタイニーハウスの環境性能実験、避難時を想定した滞在被験者実験を行っています。
一般社団法人シンプルライフ協会代表理事の松本和巳氏
東京大学教養教育高度化機構国際連携部門特任准教授の井筒節氏
建築家で明治大学専任講師の門脇耕三氏
元YADOKARI Tiny House Producerの相馬由季氏
南泰裕教授
参加者を前に講演する松本氏
