2019年05月09日
仁藤ゼミが国立歴史民俗博物館で学外研修を行いました
文学部史学地理学科考古・日本史学コースの仁藤智子ゼミ(日本古代史)が4月27日、千葉県佐倉市にある国立歴史民俗博物館で学外研修を行いました。
同博物館は、歴史学・考古学・民俗学の調査研究の発展、資料公開による教育活動の推進を目的として、昭和56年に文部科学省によって設置された大学共同研究機関です。
当日は3・4年生のゼミ生25名が、偶然居合わせた卒業生と一緒に同館を見学しました。
まず、同館教員の案内のもと、巨大なバックヤードに入り、展示物が搬入されてから研究・展示されるまでの流れについて説明を受けました。その後、今年の3月19日にリニューアルオープンした第1室「先史・古代」の展示の説明を受けました。特に、昨春行われたクラウドファンディング事業による正倉院文書の複製を前に、正倉院のある東大寺や正倉院の構造や内部、収蔵品、正倉院文書の表と裏の世界についての解説が行われると学生らは熱心にメモを取りながら、さまざまな質問を投げかけました。
後半はグループに分かれ、ワークシートを記入しながら、各展示を見学しました。解散後も閉館時間まで残り見学を続けた学生もおり、また博物館学芸員資格を保持する学生も多く、生の現場を見ることができ充実した研修となりました。
後日、学生らはゼミで感想を発表し、展示のあり方について議論しました。
当日の様子が国立歴史民族博物館のホームページでも紹介されています。