文学部創設50周年記念パンフレット
6/20

ー6ー|1985 1973年に始まった改革は国士舘大学の近代化に一定の成果を上げましたが、保守派の巻き返しなどもあり必ずしも順調に進んだわけではありません。1978年には文部省から、学生の暴力事件や学内諸問題の整備改革について検討するよう勧告を受けますが、具体的な改革の成果を得ることはできませんでした。そして1983年大学構内において理事が刺殺されるという前代未聞の事件が起こり、日本私学振興財団の助成金が全額停止という危機的な事態となりました。大きな社会的非難のなか、学生・教職員による学園正常化の機運が一気に高まり、運動が活発化して、新しい学部である文学部の学生・教員のほとんどは学園の近代化を推進する側に回りました。そして1984年文部省の指導のもと大学に新体制が導入され、翌年には初の学長選挙が実施されるなど国士舘の新体制が始まります。この頃世の中は成田空港開港(1978年)、東京ディズニーランド開園、ファミコン発売(ともに1983年)など、ニューウェーブの時代からバブル時代へと移り変わりつつある時代でした。Ⅱ. 変革の時代

元のページ 

page 6

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です