文学部創設50周年記念パンフレット
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ー3ー1966|1975 国士舘創立49年目にあたる1966年に文学部は産声を上げました。当時は、総長柴田徳次郎による週1回の舘長訓話、創立記念日・天皇誕生日・建国記念の日などの式典・諸行事での分列行進への強制参加、武道科目の必修、学生による学園警備、学生監制度、制服の着用など、国士舘独自の校風が根強く残っていた時代です。しかし、1973年初代総長の逝去を契機に、国士舘にも学園改革が起こり、その結果、建物内での脱靴の解除、制服着用の強制解除、朝鮮学校との関係改善などの要望が近代化委員会より提出され、実現していくことになりました。世の中は1970年の大阪万国博開催に象徴される経済高度成長の絶頂期と、それに続く72年の浅間山荘事件やオイルショックといった事件によって価値観の転換を迫られた時期であり、戦前・戦中の時代の空気が国民の意識の中から次第に遠ざかっていく時代でもありました。Ⅰ. はじめの10年

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