学科主任メッセージ／現代ビジネス法学科／

学科主任メッセージ

戻る

　みなさんの多くは、大学卒業後、何らかの形で社会と関わる仕事に就くことになるかと思いますが、その基礎を支えているのが法です。例えば、一般の国内企業に就職する場合、民法や商法（会社法）、労働法や金融商取引法など、お金や契約に関する法の知識が不可欠となります。近時注目を集めている、マンガ、アニメ、音楽、映画などのデジタルコンテンツを扱う企業や独自の技術ないしノウハウを有する企業に就職する場合、著作権法、特許法や商標法・意匠法（デザインの法的保護に関する法）など、知的財産に関する法の知識が必要となります。国外にある企業で働くあるいは国外の取引先とやりとりを行う企業に就職する場合、国際取引法、国際私法や英米法など、国内を越えた法の知識を学んでおかなければなりません。また、公務員である警察官や国税専門官の道に進む場合でも、目下大きな社会問題となっている振り込め詐欺、企業犯罪や脱税事件など、経済刑法や税法に関する知識を習得しておくことが求められます。このように、現代ビジネス法学科では、通常の法学部で学ぶベーシックな法である憲法・民法・刑法・商法（会社法）・民事訴訟法・刑事訴訟法に加えて、みなさんが日々の生活や仕事で接することの多い身近な法についても学ぶことで、法的素養を備えた即戦力のある社会人を養成することを目的としています。　

　ところで、法学と聞くと、なんだかとっつきにくい・難しいというイメージを持っている人もいるかもしれませんが、正しい学習方法に従い、一定の時間と労力を投入しさえすれば、誰でも法を学ぶ上でもっとも大切な「法的なものの見方・考え方」すなわち「リーガルマインド」を自然と身につけることができますので、安心してください。自身も、一教員および学科主任という立場から、陰ながらそのお手伝いができればと思います。４年間を通じてみなさんが本学科に入ってよかったといってもらえるよう、できるかぎり力を尽くすつもりでいますので、学生生活で困ったことがあれば気軽にご相談ください。