大学院案内ガイドブック2024
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担当科目については、主な科目を掲載しています。その他の担当科目については、開講予定科目一覧表を参照してください。*印は博士課程を兼ねて担当している教員を表します。Teacher introduction教員紹介人文科学専攻田代 真 TASHIRO Makoto担当科目/文化思想特論1(欧米思想を含む)、比較文化論特論1主な経歴筑波大学大学院文芸・言語研究科博士課程文学専攻単位取得退学(文学修士)1989年帯広畜産大学畜産学部専任講師、同助教授を経て1999年より国士舘大学文学部助教授。文学部文学科日本文学・文化専攻所属。教授。主な著書・論文マイケル・ハート著『ジル・ドゥルーズの哲学』[翻訳](法政大学出版局)『アメリカ短編小説を読み直す 』(北星堂書店)『ヘミングウェイを横断する』(本の友社)「愛としての文学と映画の遭遇」国文学(2008年12月)研究テーマ(映画と文学など)異媒体間、異言語間の比較文学・比較文化研究。欧米文化思想研究。Messageいわゆる文字の形態で記されたテクストのみならず、それ以外の文化メディアの現象を文化テクストとして分析・比較する方法論を検討し、そこから拓ける新たな認識領域について考察していきます。加藤 幸治*KATO Koji担当科目/地理・地域論演習1、地理・地域論特論1、地理・地域論特別研究3(人文)、地理・地域論特別研究2(人文)主な経歴横浜市立大学文理学部文科卒業。明治大学大学院文学研究科地理学専攻博士前期課程修了。同博士後期課程退学。広島大学文学部助手を経て、2001年より国士舘大学文学部教員。教授。博士(地理学)。主な著書・論文『サービス経済化時代の地域構造』(日本経済評論社 刊)、『スイスの謎:経済の空間的秩序』(春風社 刊)、サービス経済地理学における「時間」考慮の必然性(経済地理学年報63-1)、密度からみた日本における医療の地域間格差-医師密度・医療機関密度の分析(国士舘大学地理学報告29)など研究テーマサービス経済化・グローバル化の進展下における国民経済の地域構造再編Messageサービス経済化とそれがもたらす地理学的影響について、経済地理学的視点から考えています。スイス経済の地誌学的アプローチによる研究(『スイスの謎:経済の空間的秩序』)もこうした視点からの取り組みです。佐々木 明彦 SASAKI Akihiko担当科目/地理・地域論実習1,地理・地域論演習4Ⅰ,地理・地域論演習4Ⅱ主な経歴2002年東北大学大学院理学研究科博士後期課程修了(博士(理学))。2004年4月~2018年3月国士舘大学文学部非常勤講師,2011年2月~2018年3月信州大学理学部研究員,2018年4月~現在 国士舘大学文学部准教授。主な著書・論文日本の東北~中部山岳における積雪深分布(山岳文化学会論集,15),蔵王火山亜高山帯のオオシラビソ林における積雪グライドの観測(国士舘大学地理学報告,25),南アルプス南部,大聖寺平に分布する雪窪の形成過程(地学雑誌,122),新・秋山紀行(高志出版),など研究テーマ野外観測を主体とした気候学・雪氷学的研究,防災地形学,高山地域の地生態学Message境界分野の研究手法も取り入れつつ地理学的視点で自然環境を見ていきます。野外調査の好きなひと,大歓迎です。眞保 昌弘*SHIMBO Masahiro担当科目/考古学演習 考古学調査法特論1・2 考古学特別研究講義 考古学特別研究 考古学特別研究演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ主な経歴国士舘大学文学部史学地理学科国史学専攻考古学コース卒業博士(人文科学)。公立博物館・教育委員会学芸員、国士舘大学イラク古代文化研究所学外研究員、国士舘大学文学部非常勤講師を経て、2016年より国士舘大学文学部教員。日本女子大学兼任講師。主な著書・論文単著『古代国家形成期の東国』同成社、共著『日本の金銀山遺跡』高志書房、共著『東国の古代官衙』高志書房、共著『古代社会と地域間交流Ⅱ』六一書房、共著『古代毛野の実像』雄山閣、単著『侍塚古墳と那須国造碑』同成社、共著『人物から読む栃木の歴史』随想舎 共著『近世の好古家たち』−光圀・君平・貞幹・種信− 雄山閣研究テーマ歴史時代の考古学・考古学史Message「考古学」とは、先人が残した遺跡や遺物を通して歴史を解明する学問である。日々、資料から歴史を学んでいくことになるが、実は、私たちこそが歴史から学んでいることに気付かされる。そんな一瞬を共有できることを期待しています。桐越 仁美 KIRIKOSHI Hitomi担当科目/地理・地域論演習7、地理・地域論研究2主な経歴京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科アフリカ地域研究専攻博士後期課程修了。博士(地域研究)。東京外国語大学現代アフリカ地域研究センター研究員を経て、2020年より国士舘大学文学部、講師。主な著書・論文ニジェール南部サヘル地域の耕作地における農耕民ハウサの樹木に対する認識と利用(アフリカ研究87)、西アフリカにおける若者の商売展開―コーラ交易を通じた信用の形成と拡散―(アフリカレポート56)研究テーマ西アフリカ(ニジェール、ガーナ)を対象とした地域研究。とりわけ自然資源利用と長距離交易をめぐる人的関係に関心があります。Message地域に暮らす人びとの生活や交流をテーマに地理学的視点からの分析をおこない、その実情を明らかにします。自然環境や歴史・文化などから、多角的に地域をとらえることを目指します。久保田 裕次*KUBOTA Yuji担当科目/日本史学演習3、日本史学講読2、日本史学特別研究2主な経歴大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学・大阪大学)。日本学術振興会特別研究員PD、京都大学大学文書館特定助教を経て、2019年より国士舘大学文学部専任講師、2022年より同准教授。主な著書・論文『対中借款の政治経済史』(名古屋大学出版会、2016年)、「満蒙政策と政友会」(『日本史研究』666、2018年)、『グローバルヒストリーから考える新しい大学歴史教育』(共著、大阪大学出版会、2020年)、『官僚制の思想史』(共著、吉川弘文館、2020年)研究テーマ日本近現代史、特に、政治外交史、日中関係史。Message日本近現代史は比較的に近い過去を研究対象とする学問分野です。そのため、現在との類似点や相違点を数多く見出すことができます。院生には、それらを考えることを通じて、過去や現在を捉え直す独創的な研究を期待しています。58

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