大学院案内ガイドブック2024
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工学研究科41先輩からのメッセージ木場田 慶矩 Kobata Yoshinori工学研究科 機械工学専攻 修士課程 1年 先進機械工学コース(旧:熱・流体・エネルギー工学コース) 私は、本学の理工学部理工学科機械工学系を卒業し、本大学院工学研究科機械工学専攻に進学しました。私の地元である熊本県から上京し、本学を選んだ理由は、世界的にも有数の大都市である東京23区にキャンパスを設置し、様々な学部・学科・研究科を持ち、多種多様な考えや、価値観を持つ学生たちと触れ合うことのできる総合大学だからです。 私が、大学院修士課程へ進学した理由は、研究の楽しさと自分のやりたいことに気が付いたからです。小さい頃から、機械をいじったり分解したりするのが大好きで、そのような知的好奇心こそが研究の根本だということを学び、その研究を生業にしている先生方の姿にあこがれて大学院へ進学を決めました。現在私は、修士1年生ですが、すでに2年間という時間の短さを体感しています。研究というものに失敗はつきもので、時間を無駄にしないように、毎週の先生との打ち合わせ後に、スケジュールを見直して修正しています。これにより、現在の研究の進捗状況が把握しやすくなり、貴重な時間を無駄にすることなく効率的に進めていくことが出来ます。 また、国士舘大学には、メイプルセンチュリーホールという施設があり、その中にフィットネスセンターというジムや、屋内温水プールが併設されています。研究は、研究室にこもって淡々と進めていき、体力をあまり必要としないイメージがありますが、研究というマラソンを続けていくのにもかなりの体力が求められます。なにより、よりよい研究生活のためにも体力は重要なので、週に1~2回ほど上記のジムや屋内温水プールを利用し、体力向上、維持に努めています。このような設備が整っているところは少ないのでこれも国士舘大学の魅力だと思います。 最後に、大学院で学ぶことのメリットは、社会で求められている以下の3つの能力を向上できることであると考えています。1番目は、研究開発を進めるために必要な「思考力」。2番目は、先生や後輩との打ち合わせで必要な「コミュニケーション能力」。3番目は、論文執筆や学会発表時に必要な「文書作成とプレゼンテーション能力」。学部卒業後の2年間で、これらの能力をさらにパワーアップできる機会があることは、必ずや自分の将来に大きなプラスになると思います。大学院進学に興味のある方はぜひ、前向きに検討してみてはいかがでしょうか。そして一緒に研究を楽しみましょう!MonTueWedThuFriSat1機械工学特別研究Ⅰ機械工学特別講義C機械工学特別研究Ⅱ熱流体計測特論2ロボット制御工学モビリティシステム特論3流体工学特論45ロボット設計学機械工学特別演習Ⅰ機械工学特別演習Ⅱ67修士1年次時間割小野寺 楓凜 Onodera Karin工学研究科 応用システム工学専攻 博士課程 1年 (工学研究科 電気工学専攻 修士課程修了)土井 なずな Doi Nazuna工学研究科 建設工学専攻 修士課程 2年 建築総合技術コース 私は、本学の基礎理学系を卒業し、現在所属である大学院工学研究科へと進学しました。研究内容としては基礎理学系に所属していた時のものとは異なり、セラピーの研究を行いたいという意志の元で進学を決意しました。そして、修士課程を修め、本年より博士課程へ進学しました。 修士課程入学後の感想としては、学部生だった頃に比べて取得単位数が少ないため、自由な時間が多く、研究を中心に過ごす生活を行えました。世間一般でよく思われている研究漬けではなく、プライベートを大切にしながらふとした瞬間、思いついたことを研究に活かしながら自分の行いたい研究を型取っていくことが多いです。 そのため、プライベートの時間と研究活動を楽しく両立することが出来ます。勿論、研究内容に詰まってしまうことや大変だと思うことも多くありました。しかし、自分自身の行う研究により未知の可能性を広げ、セラピーを必要とする人のために役立つことになる、それを考えると自分の研究は意味があるのだと実感が湧き、より一層研究に力を入れることが出来ました。また、研究活動の際には学内の後輩とTAという立場で接点を持つことにより、新しい発見を得ることができました。学外での活動においても、学会発表を行うことで自身の研究に対して様々な意見を得ることで見聞が広がり、最先端の研究について知ることが出来ました。 私がよく指導教員に言われる言葉があります。それは『人生で一番大事な日は二日ある。生まれた日と、なぜ生まれたかを分かった日』という言葉についてです。これはトムソーヤの冒険に出てくる言葉です。なぜ生まれたかという問いは壮大に感じるかも知れないです。しかし、自分がしたいことを行い、その上で人の為になることをした時に、人は自身が生まれてきた意味を知れるのだと私は考えています。 最後に、進路に迷っている方や研究したいことが決まっているが悩んでいるという方は、進学を視野に入れて見ることも一つの可能性として挙げさせて頂きます。 私は、本学の理工学部理工学科建築学系を卒業し、工学研究科建設工学専攻・建築総合技術コースに進学しました。 私が大学院の進学を意識したきっかけは、学部3年生の夏に参加したインターンシップです。ゼネコンの建築構造設計部での就業体験を通して、構造設計職に就きたいと考えるようになりました。しかし、当時の知識量では分からないことの方が多く、構造設計職に就くためには、専門的な知識を身に付ける必要があると考えました。また、学部生時代は建築分野の学習だけではなく、教職課程やサークル、アルバイトといった様々な事に取り組んでいましたが、建築分野の学習に集中し、より深く研究を行いたいと考え、大学院進学を決意しました。 大学院での生活は、研究活動を軸に講義やTA、研究室での活動を行います。大学院の講義は学部の頃とは異なり、修了に必要な単位数が少なく、自由度が高い中で講義を選択できます。私は、指導教員と相談しながら、研究に関わる科目や、以前から関心のあったまちづくりの先生方の科目を受講しました。どの講義も少人数で行われるため、対話を通して学ぶことができます。 研究活動では、研究テーマや研究計画、方針を指導教員にご指導いただきながら進めていきます。修士課程の2年間は、想像以上に短いです。自由な時間が多いからこそ、自分が何をするべきか優先順位を考えて計画的に行動する必要があります。私自身、主体的に行動をしないと時間だけが過ぎてしまうと痛感しています。そのため、何事も後回しにせず、自分が興味をもった事や、わからない事はすぐに調べる事を心掛けています。また、指導教員と密にコミュニケーションをとることで、研究に関する事だけではなく進路について等、幅広くご指導を頂いています。現在は、学会発表や研究室での進捗状況の報告等を積み重ねることで、プレゼンテーション力を磨いています。この力は、研究発表や自己PR等、他者に限られた時間で自分の考えを伝える必要がある場で活かすことができています。 最後になりますが、大学院に進学したことで得られた経験や知識、スキルが多くあり、心から進学して良かったと感じています。少しでも気になっている方は是非検討してみてください。MonTueWedThuFriSat1電気工学特別研究Ⅰ電気工学特別演習Ⅰ非線形電子回路電気工学特別研究Ⅱ電気工学特別演習Ⅱ2医工学システム特論ソフトウエア工学特論システム開発のプロジェクトマネジメント3計算物理学特論4生体情報工学特論B56スポーツ医工学特論7修士1年次時間割MonTueWedThuFriSat1建設工学特別研究Ⅰ福祉環境整備特論建設工学特別研究Ⅱ 2建築耐震設計特論建築生産特論建築材料施工特論構造計画特論3コンクリート構造特論河川工学特論建設工学特別演習Ⅰ建設工学特別演習Ⅱ45地盤防災特論環境設備工学特論67修士1年次時間割

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