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21世紀アジア学会

学会長メッセージ

 21世紀アジア学会は、21世紀アジア学部の創設と同時に発足し、来年にはともに創立10周年を迎えようとしています。21世紀アジア学会の活動を理解する手懸かりとして、創設当時の学長の言葉を引用させて頂くことにしましょう。当時の三浦信行学長は、学会紀要創刊号につぎのようなメッセージを寄せられています。

 「国士舘大学は、2002年4月、世界と日本を含むアジアとの様々な関係、アジアの歴史、宗教、文化、政治、経済等について、アジアの視点からの総合的教育を行うとともに、アジア発展の有為な人材を育成することを目的として21世紀アジア学部を開設しました。・・・広大かつ多用なアジアの様々な面や動きを的確に捉え、正確に分析することはなかなか困難なことでありますが、皆様の研究の成果がこの紀要を通して学内のみならず広く社会に伝えられ、21世紀アジア研究がさらに一層の発展が遂げることができるように、また、わが国とアジア諸国の一層の発展に貢献することができるように願っています」。

 21世紀アジア学会は、このような学部の創設の理念と目的を実現を支援する活動を行っていますが、その活動を学生の皆さんに紹介しましょう。まず、この学会では、毎年『21世紀アジア学研究』および『21世紀アジア学部学生論集』を刊行し続け、本年はそれぞれ9号を発行しています。

 『21世紀アジア学研究』は、本学部の教員がそれぞれの研究分野における視点から、日本を含めたアジアに関する研究成果を発表する場になっています。この紀要は、教員の研究成果を広く社会に公開するだけではなく、本学部の学生の皆さんに紀要を配布し、皆さんの勉学を一層充実させるための最新の教材を提供していいます。

 また、『21世紀アジア学部学生論集』は、4年生の演習担当の先生方から優れた卒業研究を推薦していただき、21世紀アジア学会の理事が、これらの卒業研究を厳正に審査し、最優秀賞、優秀賞、奨励賞を選考して、数点の優秀論文を掲載しています。また、学会では年度末の3月の本学会の大会で、これらの賞を受賞された学生の表彰をおこなってきています。21世紀アジア学部では、4年生の卒業研究の作成にあたっては、演習の指導教員の先生方が極めて厳正な指導を行っていますが、学生論集は、卒業研究を作成している4年生に高い誘因を提供するとともに、新4年生の卒業研究の目標レベルを指し示す恰好の出版物になっています。

 21世紀アジア学会は、紀要と学生論集の発行を主な活動としていますが、さらに本学部の学生の皆さんの勉学に資するように、学生を対象にした講演、シンポジウム等の開催を積極的に支援してきています。

 私たち21世紀アジア学会の理事は、学生の皆さんが、演習担当の先生の書かれたものを読むことによって、専門領域の知識を深め、また学生論集をつうじて、本学部の卒業生として恥ずかしくない学力を身につけることを目指し、一層勉学に励まれることを期待しています。また、21世紀アジア学部の学生の皆さんは全て、本学会の学生会員であることを自覚され、本学会が支援する講演等に積極的に参加し、充実した大学生活が送れることを望んでいます。

プロフィール

佐久間 昭光(さくま あきみつ)

一橋大学経済学部卒業 一橋大学博士(商学) 一橋大学名誉教授
著書 『イノベーションと市場構造』(有斐閣 1998年)
共著書『日本企業の多角化戦略』(日本経済新聞社1981年)
論文「イノベーションと企業間競争の動態」(『21世紀アジア学会紀要』8号2010年)
その他多数。
専門分野 ミクロ経済学 産業組織論 イノベーション論


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