国士舘大学キャンパス手帳2017_改
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クーリング・オフ制度は、訪問販売などの取引を契約後の一定期間内は、無条件で解約できる制度です。クーリング・オフ(解約)の手順クーリング・オフの期間だまされた! と思ったらクーリング・オフ制度契約を解除することを通知する書面の発送日が、契約書面の受け取り日から8日(マルチ商法は20日)以内かを確認します。内容証明郵便か書留郵便で販売業者に「解約」を通知します。宛先は会社の代表者にします。このときに、控えとして必ず書面のコピーを両面ともとっておきます。郵便局に出した日がクーリング・オフの期間内ならば有効です。商品を返送するときには、費用は先方負担(料金受取人払い)で処理します。クーリング・オフを行った場合、損害賠償金や違約金を払う必要はありません。支払った代金は全額返してもらえます。クレジット契約をしている場合には、クレジット会社にも同様の通知を出します。訪問販売、訪問購入8日間電話勧誘販売8日間マルチ商法20日間特定継続的役務提供 エステティックサロン 語学教室 家庭教師 学習塾 パソコン教室 結婚相手紹介サービス8日間業務提供誘引販売 内職・モニター商法20日間123 ニキビ跡の治療から美容整形、脂肪吸引まで、病院が施術をする「美容医療」。美容医療は医師が行う医療行為ですが、「キャンペーン価格」や「モニターになれば無料」といった言葉をきっかけに、気がつくと高額な医療費を請求されたというトラブルが後を絶ちません。 よくあるケースとして、街でアンケート協力を依頼された後、クリニックへ連れて行かれ、無料モニターになった結果、強引に勧誘されクレジット契約にサイン、クリニックが契約解除に応じてくれないことなどがあります。 エステにはクーリング・オフ制度があるものの、美容医療は制度の対象外です。注意してください。トラブル多発! 美容医療クーリング・オフについては東京くらしWEB ▲ http://www.shouhiseikatu.  metro.tokyo.jp/▲ TEL 03(3235)1155★マルチ商法・マルチまがい商法 マルチ商法とは、友人・知人から「必ずもうかる」などと誘われて商品等の販売組織に入会した人が、さらに別の人を加入させると利益が得られる仕組みの商法です。また、先に商品の契約をさせ、「他の人を加入させると紹介料が得られる」など後から勧誘するマルチまがい商法も増えています。商品を購入させるために、消費者金融やクレジット契約を無理矢理組ませる手口が増えています。★催眠商法・宣伝講習販売 サンプル商品の配布などをきっかけに、会場に誘導。会場では、売ろうとする商品のすばらしさや安さをアピール。盛り上がったところで、高額商品を売りつける手口です。★かたり商法(訪問販売) 公的機関などを装う訪問販売です。消火器の訪問販売で「消防署の方から来ました。この地区では火事に備えて消火器の設置が義務づけられています」などとウソを言って、商品を買わせようとする手口です。★送り付け商法 ある日、自分が頼んでいない商品が届きます。その商品には「1週間以内に返品しない場合には、購入したことになります」という書類が入っています。電話では、注文した・しないという水掛け論になり、収拾がつかないケースが多いのです。大学生として33

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