国士舘大学2016手帳
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 献血は、病気やケガで輸血を必要としている人の生命を助けます。逆に自分が病気やケガをしたときに、お世話になるかもしれません。日本赤十字社は献血ルーム、 献血バス、血液センターで献血を受け付けています。血液は人工的に作ることはできないもの、ぜひとも献血に協力してください。自分の健康管理(血液検査:貧血、肝臓病検査など)のためにも役立ちます。大学内でも、毎年数回献血を実施しており、掲示で案内しています。 また、献血を支援することもボランティア活動の一つです。若い人が献血をしやすい雰囲気づくりを行うための、大学生が主体となった「全国学生献血推進実行委員会」があります。こちらは日本赤十字社が募集するボランティアで、1人でも参加OKです。 詳しくはホームページをご覧ください。献血についての問い合わせ日本赤十字社 ▲ http://www.jrc.or.jp/社会貢献編大学生だから、できることもある。知っておいて損はない、社会に貢献する知識献血血液は人間の身体の中でしか作れない。献血に協力を! わが国では1997年10月の「臓器移植法」の施行により、法律上、脳死状態から心臓、肝臓、肺、腎臓、膵臓、小腸、角膜などの移植ができるようになりました。 この意思表示をするために作られたのが、「臓器提供意思表示カード」です。このカードは、地方自治体の窓口、保健所、全国の労働局(ハローワーク)、運転免許試験場、スーパー、銀行、コンビニエンスストアなどに設置されています。興味があれば、手にとって内容を確認してみましょう。臓器提供臓器提供は家族の同意が必要「若者のトラブル」お金編ヤミ金融の実態学生ローンのダイレクトメールが届いたので、1万5000円のキャッシングを申し込んだ。1週間後に2万円を業者指定の個人口座に振り込み返済したが、数日後、さらに数万円を振り込むようにとの催促電話が、携帯電話と家族にあった。<消費生活総合センターからの助言>家族に事情を説明し、業者からの電話は毅然とした態度で無視するように助言した。パチンコに ハマってしまった学生最初は時間つぶしで始めたパチンコだったが、だんだん負けを取り返そうとしてパチンコ依存症に。そのうちキャッシングをしてまでやるようになり、付き合う友人もほとんどいなくなった。頭の中はパチンコばかりで不眠症になり、人格までおかしくなってしまったようだ。<消費生活総合センターからの助言>家族に事情を説明し、家族がキャッシング分を返済。本人は十分反省し、二度とパチンコに行かないことを約束。個人の金銭トラブル彼女と同棲をし、「後で返すから」の言葉を信じて、お金のない彼女のために生活費、交遊費、携帯料金代を払い、お金も10万円ほど貸した。やがて別れがきたが、お金は返してもらえないどころか、相手は全面的にこちらに非があると思っているらしく、精神的にどん底に落とされた。<消費生活総合センターからの助言>お金を貸す場合、法的にはいつまでにいくらずつ返してもらうという借用書(書面)がないと証拠にはならない。相手に誠意がなければ、今後は付き合わないほうがいいと助言した。大学生として49

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