国士舘大学2016手帳
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▼ キャッシングをしてはいけない 始まりは「デートなのに財布が心細いから」とついキャッシング…。借りるときにはたいしたことがないと思える金利も、返済時には大きな負担となるのがキャッシングです。お金が返せなくなると他から借りることになり、利息が利息を生んで借金が雪だるま式に増えていく状態を「多重債務」と言います。こうなると個人での解決はきわめて困難となり、家族に迷惑をかけたり、最悪の事態としては「自己破産」手続きに追い込まれるケースもあります。 近年、多重債務者の増加が深刻な社会問題となったことから、これを解決するため「貸金業法の改正」でキャッシングの制限が決められました。借入残高が年収の3分の1を超える場合は、新規の借り入れができません。借り入れの際には年収を証明するものが必要となります。 つまり、収入のない学生にお金を貸してくれる会社は“貸金業法の違反者”となり、それだけ金利も高いということです。「ヤミ金融」は親からの集金も含めて「強引に回収する」ことを前提にしています。キャッシングの利用はやめてください。どうしても利用しなければならない場合には利用額、返済方法などについて慎重に計画し、必要最小限にしましょう。ときにはお金を使わない、我慢することも大切です。ローン・キャッシング・クレジットカード気軽にキャッシングをしてはダメ!◆分割やリボ払いは借金雪だるまへ一直線! クレジットカードでの買い物代金は、いずれ返済しなければなりません。分割払いやリボ払いは返済の意識が甘くなるので、あまりお勧めできません。カードを使うならば、金利のつかない1回か2回払いにとどめてください。◆キャッシングをしてはいけない! 現在、収入のない学生にお金を貸してくれる会社は、「貸金業法」の違反者となります。それだけ金利も高いということです。キャッシング会社はお金を貸すのが商売ですから、学生にも簡単に貸してくれます。ただしその取り立ては厳しく、時には友人や家族を巻き込んでいきます。 キャッシングをしてはいけません。キャッシングをしないで済む方法を考えてください。◆英会話やエステなどの契約は 1日たってから! 英会話やエステなどの長期契約のサービスは、ほとんどがローンやカード会社と提携しています。支払いは提携金融機関を通して行うので、途中解約が困難になります。高額なサービスはその場での契約を避け、いったん家に帰り、本当に必要かどうか、よく考えましょう。未成年者の契約には、原則として親の同意が必要です。同意がなければ取り消すことができることも覚えておいてください。◆多重債務はデンジャラス! 銀行にクレジットカードに消費者金融……。借入先や借金額がどんどん増えて、返済が困難になってしまった人を「多重債務者」と呼びます。借金返済のための借金を繰り返せば、確実にここにたどりつきます。多重債務者は多額の返済に追われ、学校どころではなくなってしまうでしょう。そうなる前に自制して!クレジットやローンで困ったら日本クレジットカウンセリング協会 ▲ http://www.jcco.or.jp/▲ ナビダイヤル:0570-031640空き巣を撃退する防犯対策●玄関と窓に補助錠を取り付ける。●扉の隙間をふさぐガードプレートを取り付ける。●玄関の鍵をピッキングに強いものと交換。●窓ガラスに防犯フィルムを貼る。●金目のものは置いていかない。部屋にいるときの防犯対策●鍵は必ずかける。●ドアチェーンをする。●ドアスコープなどで相手を確認してから開錠する。●高層階でも窓を開け放しにして寝ない。大学生として47

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